もうすぐ、3月11日がやってきます。
先日の空き店舗プロジェクトで、同じ店舗を借りてご一緒した方の中に、宮城出身の方がいらっしゃいました。
ご実家のある場所は海岸から1キロ以上内陸に入った所
地震の後、海岸寄りの親戚や知人が避難してきて、みんなで様子を見ていたとか
海岸の方を眺めてみると、遠く防風林の松林の上に煙のようなものが見える
あれなんだろうね?
そう言っているとラジオから津波が来ていると放送があり、みんなで一緒に、さらに奥へと避難したそうです
その日、なんとか連絡がついたお兄さんは
古い家だから壁が落ちたりしてるとは思うよ、でもみんな、とりあえず元気だから・・と
そして翌日、そのお兄さんから
家が無いよ、何にも無いよ
家を囲む防風林の木々も根こそぎ持っていかれて、建屋はもちろん、基礎の下の土も流されて基礎が浮いてる・・・
と、信じがたい話を伝えられたそうです。
ご実家はようやく昨年建て直し、仮設を出ることができたそうです。
けれど、その時津波に迫られながらも命からがら逃げ延びたお兄さんは
今でもその時の光景がフラッシュバックするそうです。
あの日から6回目の3・11
相馬焼の器を使うことで、東北を応援し続けたいと思います。
そして、同じ想いで開催される展覧会をご紹介します。
KIZUNA 2017 ― 優しさは宝物 ―
日時:3.5(日)~12(日) 10:00am~5:00:pm
3.11、被災子供たちへのエール 様々な素材と表現。
21人の作家と3団体による支援
会場:ぎゃらりー ぜん
神奈川県秦野市立野台1-2-5 十全堂ビル2F
TEL0463-83-4031
お近くの方は、ぜひお立ち寄り下さい。