工房 手土手 やきもの暮らし

土に触れ、土と戯れる日々の記憶
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大堀相馬焼

2021-03-11 22:09:00 | 日記
10年前の今日、工房には数人のメンバーがいました。

いつもの教室の笑い声の中、突然来た長く大きな揺れが、その後の大震災の大きな被害になっていくとは想像できませんでした。

呆然とテレビを見つめるだけの時間の後、何かできないかと思って始めたのが大堀相馬焼の支援です。




地震の被害を受けただけで無く、原発事故で立ち入ることのできなくなった浪江町の大堀地区。

たくさんの窯元が避難を余儀なくされました。

その様子を知って、テレビ局の仲介で連絡のついた明月窯の長橋さんをお招きして、特別講習会を開いて頂いたのが2011年の夏。

地区で一人だけの伝統工芸士の技は、ただ見惚れるばかりでした。

それをご縁に、笠間の倉庫に預けてあった作品の一部を送ってもらい、イベントなどで販売して、その代金を送るというささやかな支援も始めました。

コロナの感染が広がって、お祭りもイベントもマルシェも中止になって、もう1年以上販売の機会は無くなりました。

けれど、いつもの暮らしが戻ってきた時には、また再開したいと考えています。

伝統の相馬焼を手に取る機会がありましたら、ぜひよろしくお願い致します。