作品展を終えて、この先の事をいろいろと考えています。
仲間たちの作品に刺激され、みなさまの感想に学び、励まされ、
自身の作品と向き合い直す毎日でした。
陶芸を始めてからずっと、用途を頭に描きながら作品を作ってきました。
持ちやすいカップ、口当たりの良い茶碗、料理の映えるお皿、花にあう花器・・・・・
使い道の分からないオブジェ的なものは、作りたいと思った事がありませんでした。
けれど、それがここのところ、思いついた新しい手法で作品を作り始めると、
何に使うかはちょっと横に置いておいて、その手法で何が作れるのか、
その可能性を探る事に気持ちが向いています。
今回の羊や雲やOUMも、これは何に使うのですか?・・と尋ねられ
う~ん、花も入れられるけど、へそくりでも入れておきましょうか・・・・なんて。
そう答えながら、どう使うか考えて作っていない事に、あらためて気が付きました。
この手法がこなれてきたら、それを普段使いの花器や食器にデザインして行く・・
それが次の段階なのかもしれません。
用途だけを考えて、そこからだけ発想していると、同じところをグルグル回ってしまう。
たまには何に使うか分からないけど、こんなことできるのかな?・・そんなところから発想する事も
意味があるのかもしれないな。
というわけで、もう少し、訳の分からない物を作ることになりそうです。