新年早々、東京国立博物館のある展示が告知されていて気になっていた。
1/15(土)午後1時10分頃トンガ諸島で海底火山が噴火したが、日本での津波の心配は無いとされた。
しかし、半日過ぎて・・・津波が日本に到達し・・・1/16(日曜)深夜からTVでは一斉に津波注意報が流れ出した。
気象庁は理解できない現象だったようで・・・後日の報道では、海面より到達が早い、空気振動による衝撃波の影響らしい。
そんな中、・・・1/22深夜、こんどは日向灘で大きな地震。明るい話題が少ない・・・
冬のオリンピックがもうすぐ・・・しかしオミクロン株が急拡大中だが・・・隣国はゼロコロナ、都市封鎖が続く・・・
・・・旅行が無理なので、画像の整理を始めた、フィルムスキャナーで読み込むが・・・大昔のフィルムは相当劣化していた。
何か話題の場所にポイントを絞って整理しよう。
東京国立博物館の展示品? 壁画は持ってこれないでしょう・・・出土品だけでしょうか
噴火で埋もれてしまった2000年前の都市、・・・整理すれば、多少旅行気分に浸れるでしょうか
・・・波止場のようです、・・・もう少し、フェリーの後方の遠景は・・・
港の向こうに・・・二子山でしょうか、・・・いえ、これは一つの山です、左は外輪山です
ここの都市は? 世界三大夜景で有名、・・・ピザといえば・・・ナポリ、ここはサンタルチア港
フェリーで目前にある人気の避暑地の島が、・・・こちらです
ヨットが少ない?
少し離れた所に、太陽がいっぱい
坂道を登ると有名ブランド品のショップも
ここは、青の洞窟などで有名な・・・カプリ島です
港の近くに、ここにもフェラリーのショップはありました。
カプリ島は割愛して、今回はナポリよりもう少し南にバスで移動して、
・・・先程の外輪山のある山麓に行きます。
街中の風景・・・潮風は、スチールのタイヤホイールも錆びますね。
・・・石畳の道路、ショッキングピンクの素敵なスクーターです。
日本車も、もちろん人気があります。
それより、ナポリ名物、・・・ベランダは洗濯物の展示会です。
さて、ナポリから海岸線を南南東に20数キロ程走ります。
城壁に造られたマリーナ門近くに駐車して、目的の入口は、ここから200mくらい
ヴィッラ・ディ・ミステリ通りの坂道を登るとカーブの先、右側に
ポンペイ考古学公園、博物館の入口です。
東京国立博物館で1/14~4/3まで開催されている「ポンペイ展」、その発掘された現場です。
入口から順路を進むと、すぐ目の前に驚きのパノラマ画面が現れます。
・・・正面から左側に続くのは城壁でしょうか、
ローマの都市城壁に倣って建てられたのでしょう
さらに左には・・・丘陵地帯が・・・
ここは海抜40mくらいでしょうか・・・
パノラマの画像に加工すると・・・広大な様子がわかります。
ポンペイ・・・2000年も前の都市とは、・・・東アジアの農耕民族と違い、ギリシャ、ローマ文化圏です。
こちらからは富士山のように見える ヴェスーヴィオ山。
紀元79年に大噴火が起こり、ポンペイの街は一日で埋もれてしまった。
中に入りましょう。
右側は、大谷石の石垣かと思えるような立派な石組です。
前の角はレンガ組です。
これはすごい、大理石の採掘場が近場にあるようでうらやましい。
このようなギリシャ神殿の様な柱が・・・、ここは広場?思った以上に広い大きな街並みが全て消えてしまったのか。
フォーロ、右側の柱廊は、広場138×142mの部分と思われる。
奥に見える山頂からここまで・・・直線で10kmくらいでしょうか
噴煙は上空32kmまで吹き上がったなどとよく言いますが、恐ろしい光景です。
さて、ポンペイのガイドブック(2010年に購入分)にアポロ神殿が掲載されています。
最も古い遺構で、エトルリア語の碑文がいくつか残っている。なる程、碑文から年代も推定
これが神殿のヴィーナスの像
ガイドブックの写真がこちら
そして、ロープで立ち入り禁止となっているが
犬がいましたが、右側に見えたブロンズ像は・・・右側を向くと
こちらが神殿広場の右側に並ぶ柱廊で、ブロンズ像は「矢を射るアポロ」とされます。
再現図がないと理解し難いですね。では、再度ガイドブックから
再現図を再掲しますと
この左の柱廊には「ディアナ」の像がありますが、現地ポンペイの像は複製とのこと。
実物は、ナポリ国立考古学博物館に所蔵されています。
発掘された中には、青銅の天秤ばかりやピンセットなど、鮮やかなフレスコ画など素晴らしい物も
悲しくなる石膏像も展示されていました。
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