もう年末
都心の空気が最近澄んできた、・・・乾燥した季節到来と自然が知らせてくれる、
太陽が昇ってくると、地温が上がり水蒸気が立ち上り・・・空気の層はやがてぼんやりと・・・。
そんなわけで、朝食後、強羅の宿を出て最初に向かった先は、高地を目指し
大涌谷の展望台、・・・目の前は霊峰 富士山!
・・・東京でも富士見坂などの地名が示すように、見晴らしの良い場所からこの山を見ることができます。
しかし高層ビルや鉄塔などの人工物が視界に入り、ビルの谷間の富士山というイメージで気にもならない。
このように、山頂から裾野まで美しい雄大な風景に出合うと、心も晴れやかになります。
高層ビルの無い江戸の世で・・・あの浮世絵師もこの山に向かうと、創作意欲が溢れ出るのが想像できます。
・・・この美しい山は、太陽と雲が・・・時の流れを教えてくれています。
芦ノ湖、駒ヶ岳、大涌谷の周囲に、箱根外輪山が約50kmに渡り連なっています。
夏の野沢温泉では、スキー場などの高低差のあるところを走るトレイルランニング、人気があります。
この箱根外輪山も、このルートを12時間以内で走破しようとするトレイルランニングがあります。
これは一般人には厳しい、金時山に登るだけで十分です。
上の画像は、秋の金時山ですが午後の山頂は雲が出易いようです。
さて大涌谷、11時前、駐車場のゲートまで20~30台くらい並んでいて(満車ではないのですが)
・・・ゲートが1台で、チケット購入の操作がネックになり、・・・15分くらいで駐車場内へ。
昼頃になると侵入道路の横に駐車場まで1時間などの提示が出るので、混雑する日時に注意が必要です。
この日はゲートで係員から、重要なお知らせの紙を渡された。
火山性ガスが発生しております。
車内にアレルーギ性ぜん息の方、気管支・呼吸器(肺)疾患の方、心臓疾患、心臓ペースメーカを装着の方
体調不良の方は車外観光はできません。
公益財団法人 神奈川県公園協会 の管理責任のようです。
ガス濃度が高くなったら、アナウンスが流れるので指示に従ってください。
とありますので、マァ、気にかけながら散策しましょう。
地すべり対策工事は、以前から続いていますが、案内板も噴石か?白い傷が無数に走り読み難い
平成26年3月時点の内容ですから、7年くらい経過しています。
上の画面は左側2/3くらい、白い筋をPCで修復しています。
さて、奥の建物と道路は工事が完了していました。
奥の建物にケーブルカーが乗り入れています。
1階にはチケット売り場と改札ゲート、売店などがあります。2階はレストラン。
強羅からの場合は、ケーブルカーで早雲山まで上り、そこからロープウェイのようですが
ここのロープウェイは乗ったことが無いのですが、若葉、紅葉、白銀の世界も印象的でしょう。
上の画像は、2012年1月の様子です。
箱根の冬季は、突然雪に降られても困らないように冬タイヤは常識ですが、
急坂が多く、スリップ事故が多くなるので・・・時間に余裕を持って行動しないと。
下は、現在の大涌谷です、
奥の建物の周囲は展望スペースになっていますので、谷側を強羅方面に回り込んで・・・探しましょう。
チカチカと小さい点が反射している場所を見つけました。
ガラスの森美術館です。
ところで、12月9日(木曜)ガラスの森美術館は臨時休館でした。
・・・強羅の宿のご主人は、臨時休館となった12/9、館長のお別れ会に参列されたとのこと。
1996年にガラスの森美術館開館オープン時から岩田さんが館長で、9月26日に82歳で亡くなられたとのこと。
バブル後遺症の停滞時期に、ベネチアングラスの展覧会など民間の美術館ながらイタリア文化を紹介し続けてこられた。
友好都市ベネチアでは、10数年前から中国産のガラス製品がベネチア土産として売られていて、
よく見て購入して下さいとアドバイスを受け・・・ガラス工房も大変な時代と時の流れを感じました。
箱根も地元で生活を続けるのは大変なようです、少子化で学校も統廃合、商店も減少し生活物資の購入も大変。
別荘は空き家も増えているようで、植栽の手入れも必要、建物も火山性の空気で劣化して、管理するのも大変とのこと。
・・・富士山の噴火?大涌谷?・・・大丈夫、火山国に何百年と住み続けている人々は、温泉につかりながら
知恵を絞りプラス思考でたくましいのです。
細菌戦争も、来年は最終章となるか? 飲み薬も開発され、普及すれば、新たな時代の幕開けに立ち会っているのかも
新年が良い年になりますように!
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