「ベスト•オブ•エネミーズ」

東宝日本橋で上映された
「ベスト•オブ•エネミーズ」です。
「ナショナル•シアター•ライブ」の作品。
1968年のアメリカ大統領選を題材に
テレビ界を描いた映画です。

1968年 アメリカ。
ベトナム戦争の真っ只中。
国民に厭戦気分が漂うなかでの選挙戦。
アメリカ3大ネットワークの中で
視聴率最下位のABCテレビ。
ニュース局は、どう大統領選を放送するか
頭を悩ませていた。
企画したのが、著名人に論戦を戦わさせること。
選ばれたのが
保守派の論客 ウィリアム•F•バックリー•ジュニアと
リベラル派のゴア•ヴィダル

映画は、バックリー•ジュニアが
「なんていうことを言ってしまったんだ」
と、頭を抱える場面から始まります。
そして、共和 民主 各党の全国大会の日に合わせて
生放送される両者の舌戦を描いていきます。
マウントを取り合う両者。
1968年のアメリカ
と言われても、ベトナム戦争ぐらいしか思いつきませんが
そんな私でも、この舌戦は、見応えありました。
観ていて思い出したのですが
この時、ロバート•ケネディが暗殺されていたのですね。

映画のラスト
なぜ、ジュニアが頭を抱えていたのか
理由が明かされます。
なるほど、そういうことだったのか。