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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「聖地には蜘蛛が巣を張る」

2023-05-31 08:58:25 | 日記
TOHO日比谷シャンテで上映された
「聖地には蜘蛛が巣を張る」です。
20年ほど前、イランで実際に起きた事件を
映像化した作品。
タイトルでペルシア語かな、なんか見慣れない文字が
出てくると、それだけでおどろおどろしさが増す感じです。

舞台は、イランの聖地マシュハド。
ここでは、既に何人もの娼婦が殺されている。
犯人は、殺した女性を絨毯でくるんで
街中に捨てる。
そして、マスコミに電話をかけ、自分の存在をアピールしていた。

映画は、1人の娼婦が、子供を寝かしつけ、夜の街へ出かける
ところから始まります。
バイクに乗ってきた男に声をかけられ、商談成立。
が、部屋に入った途端、男の毒牙にかかる。

女性ジャーナリストのラヒミは、事件を追追うと
単身マシュハドに向かう。
遅々とした捜査。
警察と彼女の会話で、殺された人間が増えていることが分かります。

犯人は、建築現場で働くサイードという男。
映画は、彼の生活ぶりにも触れていきますが
妻子と共に暮らす どこにでもいる男。
が、彼が娼婦に手をかけるのは
「街を浄化するため」

そして•••

犯人は捕まるのですが、裁判も一筋縄ではいかない。
イランという国の旧弊さなど、ちょっと私の常識では
計り知れない映画でした。


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