プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「天保十二年のシェイクスピア」

2024-12-31 10:08:43 | 日記

日生劇場で上演された

「天保十二年のシェイクスピア」です。

井上ひさし作品。

天保水滸伝に材を取り、シェイクスピア全作品を

取り入れるという壮大な作品。

当初は4時間超えの上演時間でしたが、

今では、3時間35分となっています。

今回は、豪華絢爛 祝祭音楽劇

と銘打っての公演。

なるほど、出演者も豪華。

主役の佐渡の三世次が浦井健治。

舞台になっている下総国の旅籠を仕切る侠客が、中村梅雀

梅雀の3人の娘が 唯月ふうか 土井ケイト 瀬奈じゅん

他に、狂言回しとして、木場勝己が出演します。

物語は、老侠客が、3人の娘に財産を譲るため

彼女たちの本心を聞くところから始まります。

3女は、父の怒りに触れ、追い出されてしまう。

残った2人の鍔迫り合いは、泥仕合。

そんなところに現れたのが、佐渡の三世次。

顔に大きな火傷の痕があり、片足が不自由な

この男、舌先三寸で、のしあがっていく

というお話。

ラスト、木場勝己が

「これで、シェイクスピア全37作品、全て紹介いたしました」

と挨拶。と、

「すみません、一つ忘れていました」

と、満月の小道具を手にして

「十二夜」

洒落たエンディングでした。

 

さて、あっと言う間に大晦日。

皆さん 今年一年お付き合い頂き、ありがとうございました。

良いお年をお迎えください。

 


「こんばんは、父さん」

2024-12-30 10:04:26 | 日記

六本木の俳優座劇場で上演された

「こんばんは、父さん」です。

二兎社•永井愛の作品。

父が風間杜夫

息子が萩原聖人

闇金の取り立て屋が竪山隼太

という男性3人の芝居。

95分というコンパクトな作品でした。

舞台は、町工場。

既に廃墟と化している。

入ってきた男(風間)

首吊り用に吊るされたロープ。

そこに顔を突っ込むと、

若い男(竪山)か、止めに入ってくる。

「別に本気じゃないよ」

と、男。

会話の中から

男は、この工場の社長で、一時は、物凄く羽振りが良かった

ことが分かる。

若い男は、男が借金している闇金の取り立て。

が、利子すら払わない男に、ほうほうの体。

「じゃ、息子さんに電話します」

息子は、商社に勤めるエリート。

息子に電話するが、出ない。

が、着信音が工場内に鳴り響く。

と、2階で寝ていた男が起き上がる。

エリートだとばかり思っていた息子は

詐欺に遭い、会社をクビに。

男3人の珍妙なバトルが•••

よくできたお芝居ですが、

暮に観るものではなかった^_^


「池袋演芸場 三遊亭白鳥主任席」

2024-12-29 10:48:46 | 日記

昨日の続きに入る前に、「ホープフルステークス」

今年最後のG1

人気は、北村友騎手騎乗のクロワデュノール。

当日になって、さらにオッズを上げたので、3着には

入るだろう と中心視。

強かった。

2着ジョパンニは持っていましたが

3着ファウストラーゼン。

ブービー人気。

ここまでは手を広げられない。

ウーン!

 

さ、昨日の続き。

まずは、演目と演者。

桃太郎 枝平

そばの隠居 扇兆

売り声あれこれ&寄席の唄 馬吉

あくび指南 文菊

ウクレレ漫談 ウクレレえいじ

休憩

風邪を引かない法 天どん

新版三十石 白酒

仲入り

めらと武藤 ぐんま

背中で泣いてる唐獅子牡丹 はん治

漫才 米粒写経

はん治の災難 白鳥

文菊師

以前は、その生っちょろさが、イマイチ好きになれなかったのですが

面白くなってきた。

白酒師は、酔っ払い騒動に、毒吐きまくり!

ぐんまさんの新作は、笑えた。

さすが、師匠白鳥仕込み

白鳥師。

「マンタクラブ」で離島に行った

白鳥 彦いち はん治の話。

先輩のはん治師をこき下ろす。

大笑いの1席でした。

 

 


池袋演芸場「寄席で起きたハプニング」

2024-12-28 10:46:08 | 日記

先月でしたか、本多劇場の客席で客が倒れたハプニングについて

書きましたが、昨日の池袋演芸場の昼席で、またもハプニングが!

高座に上がっていたのは、ウクレレえいじさん。

「細かすぎるモノマネ」に出演しているのを見たことある方いるかも。

お得意の「マニアックでごめんね 微妙でごめんね」

に入っていると、一つ終わるごとに、客席から怒号!

池袋狭いですからね。

まだ、落語協会に入って間もないえいじさん

実にやりにくそう。

どうやら終えて、高座を降りると、係の人が客席へ。

が、このオッサン テコでも動かない。

「警察呼びますよ」

「呼べよ」

と押し問答。

一旦休憩。

トイレに行って、戻ってきても、押し問答は続いている。

「あなたがいると、再開できないんです」

さすがに、周囲の冷たい視線に耐えかねたのか、ロビーへ。

それでも

「さっさと帰れ!」

と、客席から声が飛ぶと、

睨み返す 見事なヒールぶり^_^

ようやく再開。

出てきた天どん師匠。

「笑わないと、あんた達も摘み出すよ!」

場内大爆笑!

落語なんてやってられるか

と、風邪を治すには、お尻にネギを突っ込むのが良い

と、客席に尻を向けての熱演^_^

他の演者については、また明日!


「春風亭一之輔独演会」

2024-12-27 09:31:27 | 日記

クリスマスイブイブに話は戻ります。
大井町きゅりあんホールでの
「春風亭一之輔独演会」
寒いと、駅近の会場が一番です^_^

では、演目と演者
狸の札 音助
フグ鍋 一之輔
身投げ屋 夢丸
仲入り
文七元結 一之輔

クリスマスソングに乗って登場した一之輔師
「狸の札」を受けて「新札」のマクラ。
「新5千円札の津田梅子は、年寄りくさい」
は受けた。
「フグ鍋」 しめの雑炊の件をじっくり。
久しく食べてないな^_^

ゲストは夢丸師匠。
同期で飲み友だそう^_^
昭和の大スター 柳家金語楼先生作の
「身投げ屋」
骨格のしっかりした落語で、未だに
演じられているのは凄い。

「文七元結」
先日、配信で聴きました。
暮れにピッタリの落語だけに、
仕方ない。
逆に言えば、暮れじゃないと演れないしね。
文七に50両をやる長兵衛親方。
「なるたけ、咄嗟にやれ」
と、誰だったか、以前読んだ芸談に書いてあった。
そりゃ、未練残るしね。
一之輔流は、悩みに悩む。
で、悩みすぎて、訳がわからなくなり、やってしまう^_^
なるほど、一理ある気がします。