シアターコクーンで上演中の「天日坊」です。
コクーン歌舞伎の第十八弾!
河竹黙阿弥の戯曲を150年振りに甦らせた作品。
宮藤官九郎作 串田和美演出。
初演は10年前に遡りますが、当時は大人気だったらしい。
私は、今回が初見。
勘九郎×七之助×獅童と、主役の三人も続投です。
舞台は鎌倉時代。
幕開けは化け猫騒動。
修験者•観音院(亀蔵)らの活躍で、騒動は無事解決。
観音院に育てられたみなし児の法策(勘九郎)は、ふとした事から
お三婆(笹野高史)が、頼朝公直筆の御書を持っている事を知る。
それを強奪した法策 我こそが頼朝公の御落胤と
鎌倉へ向かう。
途中、お六(七之助)と地雷太郎(獅童)という盗っ人に襲われるが
三人は、団結して鎌倉へ向かうことになる。
「俺は誰だあー」問いかける法策。
鎌倉で待っていたのは、観音院のもと、寝食を共にした久助(扇雀)だった。
ラストの大立ち回り。
舞台上下に設えたバンドが爪弾くジャズのメロディに乗って大迫力。
この辺りが、コクーン歌舞伎の魅力です。
3時間 なかなかスピーディな展開。
こちらは、さすがにクドカン&串田コンビ。
もちろん、役者の皆さんも、大熱演でした。