プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

勘九郎×七之助×獅童「天日坊」

2022-02-23 10:02:26 | 日記

シアターコクーンで上演中の「天日坊」です。

コクーン歌舞伎の第十八弾!

河竹黙阿弥の戯曲を150年振りに甦らせた作品。

宮藤官九郎作 串田和美演出。

初演は10年前に遡りますが、当時は大人気だったらしい。

私は、今回が初見。

勘九郎×七之助×獅童と、主役の三人も続投です。

舞台は鎌倉時代。

幕開けは化け猫騒動。

修験者•観音院(亀蔵)らの活躍で、騒動は無事解決。

観音院に育てられたみなし児の法策(勘九郎)は、ふとした事から

お三婆(笹野高史)が、頼朝公直筆の御書を持っている事を知る。

それを強奪した法策 我こそが頼朝公の御落胤と

鎌倉へ向かう。

途中、お六(七之助)と地雷太郎(獅童)という盗っ人に襲われるが

三人は、団結して鎌倉へ向かうことになる。

「俺は誰だあー」問いかける法策。

鎌倉で待っていたのは、観音院のもと、寝食を共にした久助(扇雀)だった。

ラストの大立ち回り。

舞台上下に設えたバンドが爪弾くジャズのメロディに乗って大迫力。

この辺りが、コクーン歌舞伎の魅力です。

3時間 なかなかスピーディな展開。

こちらは、さすがにクドカン&串田コンビ。

もちろん、役者の皆さんも、大熱演でした。

 


柳家小三治 「千両みかん」「馬の田楽」

2022-02-22 10:31:37 | 日記

落語のお話です。

「らくご来福」というレーベルの会員になっているのですが

4週にわたって、昨年発売された小三治師匠のDVD全集から

落語を配信してくれることになった。

何回か書きましたが、コロナ禍で舞台などが中止になってしまう現在

このサービスは有り難い。

期間内なら何度でも聴けますので、寝る前に耳を傾けることもしばしば。

まずは「千両みかん」

夏の暑い時分、大家の若旦那が、みかんを食べたいと病になってしまう。

安請け合いした番頭が、必死に探すというお話。

ようよう見つけた番頭だが、その値千両に度肝を抜かれるが

旦那も若旦那も、至極当然と動じない。

この時の番頭のなんとも言えない反応が笑える。

「馬の田楽」

こちらは、再晩年も高座にかけていたので、今でも耳に残っています。

なんとも牧歌的なお話。

落語の世界に浸るという意味では、最高。

布団で情景を思い浮かべながら、いつしか寝ついてしまう

なんとも贅沢な時間です。

 


「オリンピック」&「フェブラリーS」

2022-02-21 10:46:53 | 日記

オリンピック終わりました。

今回は、コロナで外出を自粛しているということもあるのでしょうが

毎日見ていました。

最終日の昨日も、朝からカーリングの決勝戦楽しみました。

4年前もそうでしたが、頭脳戦が面白いんですよね。

一投一投 解説の方が説明してくれると、その狙いが分かって

面白みが増します。

ロコ•ソラーレの試合、機会があれば、是非ナマで観たいです。

その後は、G1「フェブラリーS」

早くも、G1です。

今回は、確たる軸馬が不在。

人気も割れてました。

色々考えたのですが、結局、下手な考え、休むに似たり

ということで、昨年の勝ち馬カフェファラオから3連複勝負。

その読みは良かったのですが、ソダシが馬券に絡むとは思わなかった。

もはや、お家芸ともいうべき😔3着抜け。

今年も前途多難です。


N•サイモン「二番街の囚人」

2022-02-20 10:38:17 | 日記

赤坂レッドシアターで、今日千秋楽を迎える

「二番街の囚人」です。

N•サイモンの作品。

ニューヨークのイーストサイドに住む50代の夫婦を描いた作品。

夫のメルを村田雄浩

妻のエドナを保坂知寿

メルの3人の姉たちを 山口智恵 広岡由里子 谷川清美

兄を篠田三郎が演じています。

ニューヨークイーストサイドのマンションに住むメルとエドナ。

人並み以上の生活を送っているように見えるが

隣人との付き合い 騒音など悩みは尽きない。

ある夜、リビングのソファで、何か考えこんでいるメル。

心配したエドナが、いろいろ尋ねるが、イラつくばかり。

実は、メル 会社の業績が悪くリストラ寸前。

さらに、マンションに空き巣が入り、根こそぎ家財道具を持っていかれるなど

弱り目に祟り目。

リストラされ、精神的にやられてしまったメルに代わり、エドナが働きに出る。

窮状を聞きつけた兄、姉が駆けつけるが、ここでも一悶着あって•••

というお話。

N•サイモン作品としては、面白さよりもほろ苦さがいっぱいという

珍しいもの。

3人の姉たちの取りとめのない会話

メルを叱咤激励するエドナ

女優陣の奮闘が目立った作品でした。

 

 

 


ふぉ〜ゆ〜「腹黒弁天町」

2022-02-19 09:03:36 | 日記

紀伊國屋ホールで上演中の「腹黒弁天町」です。

ラッパ屋の鈴木聡さんが、劇団に書き下ろした作品。

「坊っちゃん」にインスパイアされた戯曲で

1994年の初演。

弁天町の学校へ赴任する二人の若者

財前(福田雄太)と山岡(辰巳雄大)の物語。

校長 教頭 芸者•小雪(伊勢佳世) 美智子先生 

町の有力者•大金田(木村靖司) 町の親分•鳴海

車引きの源蔵(久保酎吉)という人々が登場します。

互いに想い合いながら、相手の想いを信じられない財前と小雪

校長や教頭の世界に引き込まれていく山岡

そんな山岡の姿を、じっと見つめる美智子先生

選挙戦に打って出た校長を巡る大金田と鳴海の思惑

弁天町で生きていかなければならない源蔵の決断

各人がイキイキ描かれる鈴木聡の筆の冴えはさすがです。