福島原発事故に関して、記者団に
「今日は東京電力の収束見通しの発表もあって、少し前進できた感じがするよね」
と語ったというお国の首相。
よくても今年中は放射能が漏れっぱなしになると発表されているのに、何、呑気なこと言ってるのか。開いた口が塞がらない。5Kのうちでもっとも始末が悪い!
東日本大震災における被災地救援活動の一環として動物を救済するために、財団法人日本動物愛護協会・緊急災害時動物救援本部(平成8年の阪神大震災を契機に政府の仲介で設立)では、東日本大震災の被災動物への支援をしています。
【支援内容】
・救援物資の搬送
・資金援助
・その他、現地の要望に応じて
支援物資・義援金を募集は下記のとおり。
支援物資の募集期間は4月20日到着分まで。
【募集している物資】
・ケージ(※サイズは不問。ただし折りたたみのできるもの。あらかじめきちんと組み立てることができるか確認してから送ってください)
・ウンチ袋
・ウェットティッシュ(ペットの体を拭くためのもの)
・ドライシャンプー
・消臭剤
【送り先】
〒145-0072 東京都大田区田園調布本町16-6
緊急災害時動物救援本部
℡080-2074-1821(受付時間9:30~17:30)
【義援金振込先口座】
みずほ信託銀行/渋谷支店/普通預金4335112
口座名:緊急災害時動物救援本部
(キンキュウサイガイジドウブツキュウエンホンブ)
テラスの脇に、雨水やエアコンの室外機から流れる水を溜めておくコンテナボックスが置いてある。庭の手入れを怠っていて、この中の水が汚れたままになっていた。
ふと見ると、その中にカエルが浮かんでいた。手足を伸ばしたまま動かない。
赤ガエル? 死んでる?
心配になってボックスをゆさゆさと動かしてみた。水はタプタプと動くけれど、カエルはピクリともしない。カエルのくせに溺れてしまうなんて、間抜けすぎやしないか。
ああ、すまなかった。庭を放ったらかしにして、毎日手入れをしなかった私が悪かった。いったいいつから浮かんだままになっていたのか。
このまま朽ちていかれては困るので、よっこらしょとボックスを引きずり出して、カエルを埋葬するつもりで中の水を草木にかけ始めると、カエルはぼーっとした様子だったけど、のそのそと動きだした。
水からあがると黒々している。それでも、赤ガエル? 何ガエル?
カエルは大変大儀な感じで、なおかつ「迷惑である」といった雰囲気を全身から醸しだしていたけれど、ああ、よかった、生きていて。
「自粛するべきだ」とも「自粛する必要はない」とも思わないけれど、満開の桜を見ても麗しい気持ちにならなかったのは確かでした。
高濃度放射性汚染水がドボドボと海に流れ出している映像に、腰が抜けるほど衝撃を受けた。その後、大量の汚染水を勝手に海に放流したことを知り、北茨城で地魚の普及を町興しの柱に掲げた活動や高額な瞬間冷凍システムを導入して、鮮度のいい生シラスを流通させることに熱心に取り組んでいることを高揚した表情で語っていた商工会や町の人たち顔が浮かび、落ち込んだ。
それでも、先日、散歩に出かけたいつもの河川敷近くの桜並木で、例年どおり同じアングルで犬たちをカメラに納めたので、記録としてここに残しておこう。
トチ、ノエル、桜が咲いたよ。
震災で亡くなった多くの人たちもの魂や、いまだ辛い思いをしている被災地の皆さんにも、桜の便り、届いていますか。
桜の木はすでに花を落とし、緑の葉が萌えだしていたけれど、今日、根元近くの幹に咲き誇っている桜を見つけた。
枝が張っているわけでもなく、幹が直接花をつけている感じ。こんなところからも花が咲くんだなあ。
東電は昨日になって、震災後、アメリカの無人ヘリが上空から撮影した福島原発の写真を公開した。
同日、細野首相補佐官は「原発事故発生直後は、ほとんと制御不能のところまでいっていた」と述べている。
「レベル5?」って言うと「レベル5」って言う。
「レベル7?」って言うと「レベル7」って言う。
こだまでしょうか。
いいえ、枝野官房長官です。
パニックになる恐れがあるからといって、ウソをついていいわけではない。
群集心理というものはあるけれど、パニックになって冷静さを欠くか欠かないかは、個人の資質であるし、一時心理的にパニックになったとしても、すべての人が傍若無人な行為に及ぶかといったら、そうではない。
人は、きちんとパニックになって、事実を冷静に受け止めたのちに、自分の責任において今後を選択していくことくらいできるはずだと思う。
原発事故発生後の政府や東電の発表の仕方を見聞きすれば、多くの国民が「隠し事をしているのではないか」と疑っていたであろうと思うから、今さら枝野さんが「実はレベル7でした」と言ったところで、今さら東電が写真の公開をしたところで、今さら細野さんが「制御不能かもしれなかった」と言ったところで、「このウソつき野郎!」と罵倒する気はないけれど、事故発生直後から、きちんと事実を発表して、迅速な放射能被ばく抑制対策を実行していれば、福島の人々をこれほどまでに翻弄させることもなく、健康被害の心配も最小限にとどめられ、国際社会の信用を失墜させることもなかっただろうと思うと、情けなく、哀しい。
そういう対応がなされていたら「風評やデマに惑わされず、茨城や福島の野菜や魚を買いましょう」などという、善良な市民の気持ちをむやみにかきたてる、危ない活動には発展しなかっただろうと思う。
東電はともかく、市民から選ばれた人々が市民を簡単に裏切っていくのだから、選挙なんて虚しいものだとさえ思えてくる今日このごろです。