令和3年3月14日、清水町主催の“渋沢栄一と十勝開墾合資会社”の講演を聞いてきました。講師は、渋沢資料館(東京都北区所在) 館長井上潤氏で、自粛宣言継続を受けてオンラインで行われ、会場には、清水町の阿部町長のほかたくさんの観客が来ており、時の人である同氏に寄せる関心の大きさを感じました。
渋沢栄一は埼玉県深谷市血洗島町の豪農の出だったそうです。その昔、その辺りで合戦があり、家臣の一人が切り落とされた片手を洗ったので血洗島(チアライジマ)と言った伝説もあるそうですが、事実のほどは分かりません。
私は昨年と一昨年の2回にわたり、渋沢栄一氏が作った「十勝開墾合資会社」 熊牛農場を見にいったのですが、敷地内には樹齢400年のカシワの木もあり十勝の開拓が130年間しかたっておらず、歴史の一端を垣間見ることが出来ました。
また、1919(大正8)年に建てた厩舎が現役の牛舎として活躍しており、当時の建築を知る上でも貴重です。また会場には、現在の熊石農場所有者も講演を聞きに来ており、いろいろと聞くことができました。
渋沢栄一氏は“日本の近代資本主義の父”とも言われ、日本経済の発展に尽くした人物で、2024年に発行される新1万円札紙幣の自画像にもなる予定です。また彼は「道徳経済合一説」も唱えていたそうで、見習うべきことがたくさんあると講師の方は力説していました。
「十勝の活性化を考える会」会員
注) 十勝開墾合資会社 熊石農場
(情報元:yahoo検索、[撮影日] 不詳 [撮影者] 不詳)