tomkob写真館

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お茶刈り

2011年05月15日 01時02分41秒 | デジカメ写真
昨日は茶畑のお茶の葉を刈りました。
毎年この時期の年中行事。

といっても、刈るのは我が家では代々女性。
たまに僕も刈らせてもらうが、高さが低く、すぐ腰が痛くなる。
そんな僕は、専ら刈り取った茶葉を運搬し、日陰に敷いたシートの上に広げ、
混入する小さな枝や枯葉などを取り除くという、えらく根気の要る役割となっている。

毎度の事ながら、刈り取った茶葉の爽やかな香りに包まれるのは、良いもの
だ。根気の要る作業が苦にならない最も大きな原因の一つがこの香りにある。

僕は、そう大してお茶に関して詳しい訳ではないが、今年の茶葉は柔らかく、
良い葉ではないかと思う。

さて、知った風な事を書いているが、実のところ、我が家の茶畑は大規模なものではなく、
ほとんど自家消費用で、製茶加工賃を差し引いて少しばかり収益が上がる程度の小さな茶畑。

とはいえ、小さいながらも、畑の中ほどにある東西方向の通路を境にして南側に「やぶきた」
という収量の多い良質の品種と北側には詳しい品種名は分からないが、みんなが「在来種」と
呼ぶ背の低く収量の少ない品種の2種類ある。

「やぶきた」は新芽は立ち上がるように伸び、鮮やかな明るい緑色が美しい。
昨日刈ったのはこの「やぶきた」。

こんな感じの一人用。バッテリーで刈り取り歯の付いたローターが回転し、茶葉を刈り取り、
終端をくくった長い袋に貯めていく。


茶の木の列、左右半分ずつを刈って行くが列の終わりに来ると竹製の入れ物に収納袋の茶葉を移す。
ここから僕が受け持ち。写真は日陰に運んでシートに広げた茶葉。
茶葉は刈ったすぐ積み上げておくと、熱がこもり、変色してしてしまう。
変色すると製茶工場に持っていけなくなるらしい。


僕は、製茶する時、蒸して熱を加えるので、製茶工程に熱が悪い訳でもないだろうと思ったりもする。たとえ変色が問題でも、ほうじれば良いのではないだろうかと思うのだが、ばーちゃんは頑なだ。この行程は抜かないのです。

今年の「やぶきた」は、約100kgの収穫。自家用は生茶葉換算で25kgくらい。その他は売り茶葉となります。