★ Tのゆるゆる日記 ★ 

人生どこへ向かうのか?
日々、感じたことを通してみえること。

お墓の引っ越し

2024-08-16 | 日記
最近は墓じまいをする人が多いらしい。

子供に迷惑をかけたくない
見てくれる人がいない
などと言った理由らしいけれど
新しい考え方の散骨や樹木葬などと言った形も理由なのだろう。

私の血縁の父は亡くなっていて
まだ当時は父も母も若かったので一人でお墓にいるのは可哀想だと
埼玉にある親族の墓の敷地に父の墓を作った。
長男の後継では無いので自分の墓を持たなければならなかったのだ。

その頃は、畑ばかりで家の離れにトイレがあったり
道を挟んで向かいの畑の中に墓地があったりし
その墓地は代々の人たちの墓が建てられていた。
その後、国の道路開発などでその土地が買い取られ
改めてお寺にお墓を移したのだ。

その頃は電車の便も悪く確か3、4時間かかった記憶がある。
今では便利になって2時間くらいで行ける。

その当時、父のお墓を私たちが住んでいる方へ
移そうかと言う話もあったのだけれど
やはり母が「ひとりぼっちは可哀想だから」と言って
そのうち自分が入る墓に今の父と、亡くなった父と
みんなで入ればいいからそれまでは親族の近くでいいと
埼玉のお寺に入っていた。

今回、母や今の父も歳を取り
特に去年父も体調を崩したこともあり
元気なうちにお墓を買っておくことになった。
ちょうど、近所に気に入った霊園を見つけ先日購入したのだ。

母はやはりお墓が欲しいそうで
自分の時まではちゃんとしたいそうだ。
後を見る人もいないから
どのみち墓じまいをするのに買うのか聞いたけれども
「8人まで入れるから早い者勝ちよ!」と
妙なことを言ってみんなで入ろうと張り切っている。

そんなことで、父のお墓を埼玉から神奈川に移すことになり
昨日お盆のお墓参りに行った際に
住職さまと手続きについてお話をしてきた。

霊園は場所によって違うのだろうけれど
お寺には入る時、管理、出る時全てお金がかかる。
その他にだって塔婆供養、何回忌だとか必要だ。
住職さま曰く、お墓参りに来る人たちも歳を取り
若い世代は先祖供養もしないので
墓じまいやお墓の引っ越しをする人が
増えていると言っていた。

お墓の引っ越しも市役所の許可書や
墓石を壊し処分し更地にする費用、
お寺からの除名する費用などもいる。
比較的、お寺などに比べて霊園のようなところは
型式ばったことは無いようだけれど
それでも、初期費用、管理費は毎月かかり
母が買ったところは4年間入金が滞った時点で
後継者がいなくなったとみなされ
永代供養としてまとめられている墓に遺骨は移動させられ
お墓は自動的に処分するといったことらしい。

お墓も含め、家などの残る大きなものは
誰がどう後を継いだり管理するのかしっかり計画しないと
単に残されても公的な手続きなど大変になる。
今回は母がやっと重い腰を上げ
父のお墓を移動させる事ができそうなのでよかった。



コメント
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