「何色の服を着ていたのかすらわからない状態の仲間。その胸の上で組んだ中指に、より際立って見えた赤い指ぬき・・・。」
諸事情で延期していた、都留高校との交流学習会、本日5校時に開催できました。
放送部に所属する3名の生徒さんが、お二人の先生方と来校し、「大月空襲」に関わる資料と共に、史実に基づき制作した2つのお話を披露してくれました。
「夏の記憶」「赤い指ぬき」・・美術部制作の絵に、犠牲となった都留高女の学生のストーリーを載せた見事な朗読劇。
当校目玉の学習の一つである「都留高探求プロジェクト」の一環として「大月空襲」グループが、ここ数年に渡り取り組んでいる学習です。
マスク着用でも、はっきりと聞き取りやすい音量と声色。臨場感あふれる画から、さらに想像力を掻き立てられるアナウンスに、当然のことながらひきこまれる5・6年生。
昨夏の空襲展の際、新たに展示された大月東国民学校(現大月東小学校)の「教務日誌」には8/13その日の表記も・・・。
感想に立った5年生Rさんと6年生Yさん。
ふるさと大月に生きる者として、過去に学び未来を見据える3名が、とても輝いて見えたのではないでしょうか。
最後に引率のO窪先生からは、
「今この瞬間も、ロシアウクライナ問題など、世界中で嘆き苦しむ人たちがいる。身近にあったことをしっかり学び、決して戦争をしない、起こさせない、そんな思いを強く持ってほしい。」
と。きな臭いニュースが続き、ただ眉間に皺を寄せるだけの大人を、子どもたちはどう見ているのでしょう。
深く重い45分でした。都留高生の皆さん、今日はありがとうございました。
<日々雑感>
一人見覚えのある名前に声をかけ、1年教室まで案内すると・・・、
「みんな来て!」
「あの美人さん、誰?」
「美人さんだ!」
W田先生の、7年ほど前の教え子さんでした。大きくなって・・・。
それにしても1年生から「美人」という言葉が出たのにも、ちょいと意外と感じた花金です。
ところで、5・6年生「指ぬき」ってわかるのかなあ?