先日 記事にしそこねた
「大人の発達障害」
私も 診断は受けていなくても 限りなくそれっぽいので
くいいるようにTVを見ておりました
紹介されていたのは かなりIQが高い人たち
それでも 融通がきかなかったり
人とうまくコミュニケーションがとれなかったりして
仕事で随分苦労するんですね
企業の中には 彼らの特質を生かして
適切な部署に配置し、 上手に働いてもらう
という すぐれた場所も取材されていました
でもね、やはり超 少数派
ほとんどの人は 社会に疲れてしまって
二次障害をおこしたり
精神の病と勘違いされて 無駄な通院と投薬をよぎなくされている人とか
ひきこもってしまったり とか
これからは 親が亡くなったあと
彼らが孤立する心配がでてくると思うーーー実際に すでにある
そこが どうにかならないのか?と思う点です
あくまでも 「他人」だから
まして 独特のこだわりや
一方的に 自分の興味ある事だけをえんえんとしゃべられたりしたら
大抵の人は その人とは関わりたくないと 離れてしまいます
だから、 早い段階での介入が必要なのですね
人がどういう考えかたをしているかなどのロールプレイは
万能とまではいかなくても
役にはたちます
ゆとり教育もなくなってしまった今
私が 気になるのは
なんの保護も受けられずに学校にほうりだされてしまう
発達障害児童です
ある意味 IQが高い児童は
天才か と思われたりして
かえって なぜ こんな簡単な事ができないのか?とか
人に対するデリカシーにかけるのに、自分が人から何かされたら
めちゃくちゃパ二くったりするところを 他から批判されたりするので
回りの 大人が 正しい知識をもって 発達障害児をまもってあげなくてはなりません
現場では まだまだ そういうフォローがなされていないのが現状です
発達にでこぼこがある事
どこかに 過敏性を持つ事
人との関わりで躓く事が多い事
急な変更には 適応しにくい事
実は言葉の理解には乏しかったりするという事
なかなか 個人差も多いので 特定がむずかしい障害なため
先生でさえ良く理解できなくて 叱責を繰り返してしまっている場合があります
かくいう親だって そうです
私もどれだけ失敗したことか
子供の二次障害の責任は 自分にあると 今でも思っています
娘は 「仕方なかったんだよ」と言ってくれますが・・・
適切な関わりをする事で 二次障害を防ぎ
適切な療育で 社会に適応できるようにするという事が求められています
それでも ほとんど手がつけられていないのが現状です
子供はあっという間に大人になります
大人になっても 「発達障害」は残るのです
「学校」「社会」というシステムは
発達障害の人にとって 「苦」以外の何物でもなかったりする
現実はとても厳しく 茨の道です
それでも、牛の歩みのようであっても
進歩はしていると思います
私は 回りにとても恵まれて 娘との関わりを見直す事ができました
娘も パニックや 過呼吸も 強迫性神経症も、すっかりでなくなり
高校生活を それなりに楽しむようになりました
来年度は また 違う課題がでてくるけれど
親子で乗り越えていけると信じてがんばるつもりです