「突き抜けた事件」というもの

佐世保の事件

　加害者の心理について　色々憶測がとんでいるようです。


そんな中　昔オランダで　殺人して屍姦をしたあげく、

　その肉を食べたという男の人が、

この少女の気持ちが理解できると語った・・・


　そういう記事をネットで見つけました。


砂川？佐川？なんとかいう・・・

　心神耗弱状態ということで　無罪になり

日本へ送還されましたが、

　今は　作家だそうです。



殺された方、及びその人の近親にとっては

　憎んでも憎み切れないほどの事件ですが、


やはり　現実として　そういう「恐竜」のような人物は

　存在している　という事です。



光市の母子殺人事件で死刑が確定した犯人は

　かつて　金属バットで父親をなぐり殺し、

少年と言う事で　世間に名前も公表されず

　更正施設に送られて　社会にでてきていたようでした。


そして　あの忌まわしい事件をおこしました。


　被害者の夫、本村氏の会見は　いまでも心に残っています。



私は　あの　酒鬼薔薇がどうなったのか

　実は　今でも気になります。


名前を変え、すっかり別人として生きている・・・


　でも　何かストレスがかかったときに

もっとひどい事件をおこしたりはしないのか・・・と。


　ただ、　ひとつ思うのは、


自分が　加害者側の親族になったとき、

　どうするのか・・という事です・・・


被害者側にしてみれば

　自分たちの「喪失」の痛み、それも激痛が止むことはない。

加害者側は　自分の子供は生きている。

　しかも法律に守られて。

なぜ、被害者が　我が子なのか、

　たとえ　加害者が死刑になっても

可愛い子供が　帰ることはない、　　と。


　でも　加害者側も　おそらく一生　自分の何が悪くて

こんな世間さまに顔向けできないような事を

　子供が起こしたのだろう。と

その責め苦は　想像を絶するものがあるでしょう。



　地域で　今まで通りの生活はできなくなるでしょう。


ずっと　レッテルを貼られて生きていかなくてはならない。


　しかも　なぜか　「猟奇事件」をおこす子供は

世間的に成功しているような人が多い

　というのも　特徴の一つであるように思います。


酒鬼薔薇の母親も

　誕生ケーキは必ず手作りし、

休日は　親子そろって 健康的なアウトドア志向だったのです。



　「人生は　皮肉」

そんな言葉をしみじみ感じます・・・