官僚は個人も責任とは・・

官僚個人の不作為は刑事でも有罪になる。
監督責任が直接的ではなく二次的でも多大な権限を持つ官僚の責任は重く個人も処罰の対象になる。
「行政の一担当者に刑事責任を負わせる。国民の生命や安全に責任を持つ官僚は危険を放置するのは許されない」
薬害エイズ事件での最高裁の官僚への初めての判断である。
薬害エイズ事件とは・・
一九七〇～八〇時代に血友病患者の治療に使われた米国製の非加熱の血液製剤に・・
エイズウイルスが混入し六百人以上がエイズで死亡した事件。
二〇〇八年三月四日に業務上過失致死罪に問われた厚生労働省の元生物製剤課長の・・
求める上告審で最高裁第２小法廷は上告を棄却する決定をして有罪が確定した。

今回の最高裁判決からすると・・
公務員の業務怠慢と個人の不作為で地方自治体へ損害を与えた責任追及で・・
市民からの多数の民事の訴訟はその行政の首長と責任とする。
と公務員を対象の訴訟は認めない法の改正が成されたのはおかしい。　（次回の記事へ）　（トップへ戻る）