・・・と言う言葉を自分のライブの際、何気なくステージ上で言っている
方は多いと思う。
恐らくそれほど深い意味もなく純粋に”楽しんでいってね”と思って言ってる
と思うんだけど、これ自分はおいそれと言えない。
この言葉の本当の意味は、「自分のステージは老若男女どなたでも楽しめる
素晴らしいものなので、それをこれから披露してあげますから、どうぞ楽しんで
帰ってください」と言う少し上から目線なことを含んでいると感じてしまうんだよね。
自分はこんな自信満々の発言は出来ない。
なんかどっちかと言うと、「自分の拙い歌と演奏をすいませんが最後まで我慢して
聞いてやってくださいね」と本音では言ってしまいそうになる。
いや、考えすぎですけどね。
ちょっと明らかに気にし過ぎではあると思うんだけど。
そうなんだけど、自分としては、「別段、それほど凄いライブでもないよ」と
言いながら、実は「凄いじゃん」と人に言わせたい(笑)。
自分は歌がうまいわけでもないし、楽器演奏が凄いわけでもない。
まあ両方最低限くらいは出来るかなと言う感じだし、それでも楽器を弾きながら
ネックをあまり見ないで前を見て弾けるとか、ある程度動きながら弾けるとか
その辺は今まで一所懸命練習してるんでまあまあ、出来ると言った程度かな。
なので、動きのある見ていて飽きない、迫力があって楽しいライブ・・・なんかを
目指している。
今までのバンドも(リードボーカルで参加していないのも含め)、大体そうなんだ
けど、ここ最近はナイトレンジャーのコピバンのニテレンジャー、そのまた
コピバンのニセレンジャーなんかで(ややこしいな)、せめて飽きさせない、
目が離せない、楽しいものを目指してやっている。
技術的に凄い!ってのは、ギタリストが二人もいるんで、そっちに任せて、
ステージ全体としてはね、楽しくてあっという間に終わった・・・なんて印象を
持ってもらいたいなと思っている。
まあ、プロの楽曲なんで、そこは随分ズルしているけどね(笑)。初めから
かっこいいもんね。
先日のセッション会の余興。完全ぶっつけ本番のニセレンジャー。
動きは大きく大げさに(笑)。これ大事。
自分が各メンバーにやる前に伝えたこと。
「何があっても止まらないでリズムを刻んでてください」
途中アドリブで色々やるんだけど、元に戻ってくるまで止まらないでくれってね。
それにしても、勝手に色々な曲に展開して行ったんだけど、よくメンバー
ついて来たなと思う(笑)。ステージ上で思ったもん。「あれ、意外とついて
きてくれてる!」って(笑)。
ハイウェイスターはお約束だけど、スモークオンザウォーター、マイシャローナ、
ゲットバック・・・それも全部F#mでやると言う暴挙。
よく即座に対応してくれたよ(笑)。周りの音をよく聞いて、尚且つ、リラックスして
ステージ上で何が起きているか判断する気持ちの余裕も必要だよね。