いじめを苦に自殺。
学生のなんともやりきれない悲しいニュースが後を絶たない。
人をいじめたり、攻撃したりして喜ぶ奴はクズなんでホントに
人間をやめて欲しいところだよね。
おそらく一度もいじめられることなく大人になった人は少ないと思う。
あるいはいじめた覚えがある人もいるかと思う。
どうしても子供の間では多少のいじめやいざこざ、ケンカはあるでしょう。
ある程度は仕方ない。どこぞの運動会で不公平をなくすために全員
一緒にゴールするとか、「世の中に不公平はありませんよ」などと
今の世の中で不可能なことを勘違いさせるような行為はやめた方が
いいと思うし(笑)、不条理なことも経験しないといけないでしょう。
いじめから身を守る方法も学んでいくことも決して悪いことではないと
思います。残念ながら今の世の中では。大人になっても不条理な
ことは多いんで。なるべく人から攻撃されないようなすべは学んで
おいた方がいいですよね。
自分が子供の頃のお話。
すいませんが、いじめとは関係ないんですが、印象に残っていた
ちょっといいお話(?)
小学校高学年の頃の話なんだけど、ある日、担任の先生がクラスの
生徒全員に毎日日記を書いて提出しろって言い出したのよ。
で、まあみんな正直、うわ~、メンドくせってなるよね。毎日、日記に
書くほどの面白いこともないし、どうしても大体は「今日は〇〇しました」とか
誰々と遊んだとか、面白かったとか、まあまあたわいもないことを書くことに
なるとは思うんだけど、今考えると、よほど先生のほうが大変だよね。
当時って一クラス30~40人いたからね。6組くらいまであって。
日記制度はうちのクラスだけだったんだけど、それに先生が全員に赤ペンで
返事を書いてくれるんだよ。
つくづく、なんとも大変な面倒なことをおっぱじめたもんだよね、先生ってば。
でね、まあ正直、こっちも毎日のことなんで、大した出来事が無い時は
それなりの日記になって、先生の返事もそれなりになって返ってきていたんだけど、
ある日、6年間飼っていたミドリガメが死んじゃったと言う自分にとっては
結構ショッキングな出来事があってね。不覚にも泣いてしまったんだけど、
それを日記に書いたのね。
さすがにいつもよりは多く1ページくらい使って(笑)。
そうしたら、その返事がね、赤ペンでびっしりと1ページ書いてあって、最後の方は
書ききれなくなって文字が小さくなってページの端ギリギリまで書いてあったりして、
伝えたいことをたくさん書いてくれていたわけなんだけど、その内容よりも自分は
その”自分に対する気持ち”が本当にうれしくて、感激した記憶がある。
ちなみに内容は”死は必然的なもので仕方がなく、また、死に対して悲しく思った
優しい気持ちを忘れるないように、それが君のいいところかもしれない”的なことだったと
思うんだけど(もっとたくさん書いてあったとは思うけど)、それも随分救われたけど、
やはり、”自分のために、自分のことを思い浮かべて、何時間も考えて、言葉も
選んで、子供にわかりやすく(笑)、書いてくれた”って言う、「自分のために
何時間もかけてくれた」って言う事実がものすごく嬉しくて救われたなあって思って。
思うんだけど、もしいじめに対しての良い解決策がすぐには出ないときも多いかも
知れないんだけど、何が大事かって「本気で君のことを考えているから」って言う
それが伝われば少しは救われるんじゃないかなって思うんだよね。
毎日”今日の調子はどうだ?”って声をかけるだけでも何か違うんじゃないかって
思ったりもする。もちろんそんなに簡単ではないんだろうけども、自分のことを
気にかけてくれてるってやっぱり嬉しいし、なんかそれだけで一人じゃないんだな、
みたいな気持ちになるから少しは励みになるんじゃないかなあ。
自分もよく、”ステージはどうだったか?”って質問されるんだけど、やはり
当然そのバンドのことを思い浮かべて必死に考えるわけで。
ま、自分の場合は好きでやってるんだけどね。それでも小一時間くらい
悩んで書くこともあるし、大変は大変だけど、その相手から返事が来れば
それでこっちも凄く嬉しいし。
あ、もう一つ、思い出した。
高校生の頃だ。自分は色々な理由で学食に行って食べるのが遅くなることが
多くて、割と一人で食べることも多かったんだよね。ま、全然平気と言うか
その方が自分は楽なんだけど、そこにこれまた遅い時間に食事をする違う科の
先生がいて、その先生は生徒を見かけると、必ず目の前に座って「よっ!一緒に
食べよう!」って言って一緒に食べ始めるわけ。でも知らない先生なんで
話も弾まないし、お互い無言で食べたりするんだけど、それでもその先生は
一向に気にするわけでもなくもくもくと食べて食べ終わったらさっさと行っちゃう
んだけど、なんかそれでもちょっと嬉しかったりするんだよね。”一人の方が
気が楽なのに”なんて思いながらも悪い気は全然しないよね。