ニュー☆ト曲の中で個人的に特に良いメロディがかけたと思う曲のベストスリーの中の一つ。
他2曲は「美しき薔薇の花のように」「唇に愛を込めて」です。
「愛の囁き」は特にマイナー調になるサビがグッときますね(笑)。
Aメロの5~8小節もいいです(自画自賛)。
歌詞は”ラジオ”とか出てくるので非常に古臭いです。
”ラジオから聞こえてきた歌声に心を奪われてしまった・・・”と。
昔からよくあるテーマですね。正直に話しますとカーペンターズのスーパースターの
歌詞がこんな感じです。はい、パク・・・いや、オマージュです(笑)。
ロバータ・フラックの”やさしく歌って”もそんな感じですね。
歌詞は、
”愛とは歌なの、あなたが私を輝くように変えたのよ”とか”愛は時々冷たく通り過ぎゆく、立ち止まってみたくなるものね”
とかニュー☆トとしては少々大人っぽい歌詞が並びます。
古い洋画のようなイメージですかね。
ギターソロもなくアレンジ的にはそれほど凝っていません。
2番のサビの1小節前のベースとその後のサビのベースフレーズが1番より動きが出たフレーズになっており、
お気に入りです。
因みにベースは大体一番最後に入れる場合が多いのですが、ぶっつけ本番でコード表を見ながら
インプロバイズをしながら弾き切ります。
その後、微妙なところを差し替えて行く場合が多いのですが、この曲もそうで、一番初めに(特に練らずに)
弾いたベースがほとんど残っているので今では同じようには弾けません。
アレンジらしいアレンジは最後のサビの後、Aメロに戻ってくる部分でギター以外スパッといなくなって
ギターのアルペジオだけになるところですかね。
ここはアレンジを考えました。
因みにここのギターは一発では弾けないので(苦笑)別トラックで分けて弾いています。
どうしてもコードチェンジの際に音が途切れてしまうのでね。
レコーディングならではの演奏の仕方ですね。
実際ライブでは気にならない演奏でもレコーディングだと気になってしまうことってあって、
ベース演奏でも、弾けるんだけどあえて別トラックに入れる時もあります。
やはりコードとコードのつなぎ目のことが多くて、遠い所へ指を動かさなくてはいけない場合で
尚且つグリスでつなげたくない場合とかですかね。
ごくたまにですがそういうときは別トラックで弾いてつなげたりしますね。
因みに”愛の囁き”のこの部分のギターは1回弾いたものをディレイを使って左右に広げています。
ニュー☆トのメンバーもそれほど難産でなく歌入れが出来たように記憶しています。
非常にこの曲に合った良い歌い方をしてくれたと思います。
音が急に大きく飛ぶような部分も割と少ないのとレンジもそれほど広くないと思います。
それでもどうしても1オクターブ半くらいは使ってしまいますね。
Aからオクターブ上のA、それを通り越してCまでくらいで納めるといいのですが、
たまにDまで行ってしまうこともあります。
そういう時は裏声でいいのでがんばってね、と言います(笑)。
Cあたりは曲調によっては地声で行ってと注文することもありますね。
この曲は歌いまわしが少々難しかったかもですね。
”♪あなたがぁ~わぁたぁしぃ~を~”とかね。
英語的な発音で作って日本語に差し替えるので少々無理が(笑)。
そういえばこの曲はTOSHIバージョンの時、絶賛してくれる方がいましたね。
聞いていただけるだけで大満足です。