レコーディングでした!
8月はなぜかレコーディング予約が凄いことに!
ま、たまたま重なった感じなんだけど、気合入れて頑張りますよー!
そして、「Bunglers」のレコーディングでまた新たなレジェンドが生まれました(笑)!
え~、前回、彼らのボーカル録音で全て一回歌っただけで終わってしまったと書いた
気がしますが、今回も全4曲、1回通して歌っただけで奇跡のOKテイクでした!
「基準が低いんじゃないの?」いやいや、決してそんなことはありません。
もしも俺がそう感じたなら、もちろん書かないね。
そして彼らの凄いところは、プリプロがきちんとしているので、演奏も早いんです。
ドラム、ギター、ベース、仮歌を同時に録音。4曲のベーシックを2時間くらいで
録り終わったんじゃなかったっけ?こっちもほぼワンテイク。差し替えも無しだよ。
ミステイクってのはないんだ。いい演奏かそうでないかだけ。多少のヨレはあったと
思うけど、自分が感じる程度でしょう。
普通は明らかなミスがあって、それを修正しないととてもダメでそれがいくつもあって、
時間を食うんだけど、良く考えたらそれって本当はお話にならないんだよね。
俺だって昔20代前半の頃、レコーディングしたときに、ミストーンって2曲やったとき、
1か所直したのと、その後、30代のとき、6曲やったときは一個もなかったよ。
唯一ベースを差し替えたのは、弦を張り変えたばかりでチューニングがマズかったので、
仕方なく差し替えただけ。
何万回スタジオやライブで演奏したと思ってるんだ?ってくらい練習はしていたので、
間違うとかそういうレベルではなくて、クリックを使っていないので、いかに全員が
ピッタリあった演奏が出来るか・・・ってだけだったんでね。
ま、あんまり難しい演奏をしないってことも大事なんだけど(笑)。
今、色んなバンドのレコをやってるけど、みんな数えきれないほどミストーンがあって、
それをいちいち直すのに何時間かかることか。
ホント、びっくりするよ。
ってことはいつもいつも1曲演奏するのに、それくらいは毎回間違っているわけだ。
それはすでに弾けてない部類に入るんじゃないかと・・・。
もうちょい練習するか、覚えるか、やさしいフレーズかにしたほうが理にかなってると
思うぞ。
さて、レコーディングはその後、ギターのかぶせをやって、演奏的には終了。
楽器トラックがそれほど多くなかったので、EQやパンもある程度決めながら
進めていけたんで、良かったかな。あまりに細かいトラックが無数に点在してると、
まとめるのに相当時間がかかるからね。
あと、実験したくなるのはわかるけど、色んな音を入れ過ぎて効果がなくなってる
場合も多いから、「このフレーズを入れたら、こっちは消されるな・・・」ってのは、
想像して欲しい。ギター3本鳴ってて、そこにアコギ入れたいって言っても、
あんまり効果的ではないかもな。さらにタンバリンも・・・なんてよく言われるけどね。
そして、そのタンバリンに命をかけて、こだわって録ったとしても、ドラムの金物に
かぶるんで、そこまで前に出てはこないだろう。その辺は想像しようぜ。
コーラスもねえ、色んな歌い方をいっぱい入れても濁るだけだと思うんだけどな。
ま、プロみたいに3か月スタジオ押さえてあるんで、そこで作って行きましょうって
言うなら話は別だけどね。
どうも話がそれるな(苦笑
そして伝説の歌録り、1発OK!
やっぱりこのバンドはそれだけ良く歌って、良く演奏して、自分の物にしてるってことだよね。
慣れが違うよ。
ミックスダウンには一人で、2時間ほどかかった。全4曲で、これは早いよね。
ボーカル処理もね、音の強弱(レベル)が激し過ぎる人は実はとても大変。
埋もれるところ、出過ぎなところを全部、レベルを書いて補正してあげないといけない。
ついつい、同じレベルで歌うことが出来なくてバラバラになっちゃうんだよね。
特にパンチインばかりしてるともうメチャクチャにレベルが違うこともある。
それも全部直してあげないといけない。とてもコンプじゃ無理。
さすがに伝説の歌姫はそんなこともなく(笑)、何か所か直した程度。
ディストーションギターなんかは元から頭がつぶれてるからレベルはあまり
変わらないけど、人間の声はね・・・。
うまい人はやっぱりこういうところも、一定に歌うことが出来るんだよね。
パンチインしなかったことも大きいんだけど、コントロール出来てるんだな。
その後はみんなで微調整、ボーカル処理に特殊エフェクトなどを加えて、完了。
ベースとドラムに関しては何も注文受けなかったな。すでにいい音で演奏してくれたから、
ベースは少しのEQ処理とコンプだけ。ドラムはスネア以外は俺好みにハードロック、
メタル方面の音に近づけていたんだけど、いいねって言ってくれたんで、そのまま採用。
それでも自然なバンドサウンドにもなっていると思うよ。
ここにあるから聞いて見てね。(サンプル音源)