るろFEST2018~The 5th Rolling~
ってなわけで、OZZフェスの次に暑い、もとい熱い企画、るろフェス。
今回は主催者のるろ兄さんがいつも以上に大活躍!
色んなアーティストとコラボしてお客さんも出演者も大盛り上がりでした。
言うはやすし、小野ヤスシってわけで、色んなステージに出るのは
本当に大変。体力より集中力ね。
だんだん今何やっているのかわからなくなったりしてくる。経験あるけど(笑)。
でもどれも流浪流のアレンジで楽曲がかっこよくなっていて
良かった。
詳しい流浪ブログはこちら。
で、詳細は流浪ブログに譲るとして、終演後やはり
色々アドバイス的な話になるんだけど、やはり一番大事なのは
”正しい気持ち”
なんか八正道みたいだけど、これがひしひし感じるのがるろフェス。
ここでブッダに変わって”正しい気持ち”を説明しましょう。
「自分だけの気持ちではなく、お客様も含め良い気分にすること。
またはそれを心がける行い」
確かに自分が楽しむのは大事である。苦しいだけではさすがに
続かない。
しかし”自分のみが楽しい”と言うだけでは、演者失格である。
この辺がるろフェス出演者はよくわかっている方が多いと感じる。
自分のしたい表現を思う存分ステージで発揮して、尚且つ、
その前にきちんと”これでお客さんが楽しんでくれるか?”を
しっかり考えておく。
この両方が大事。
それはサウンドであっても良いし、楽曲であっても良い。
パフォーマンスでも歌声でも、演奏能力でもなんなら話術でも
ルックスでも衣装でもいいと思う。
そこを考えられるかはステージに立つ人間か、あるいはただのちょっとうまい
素人さんが事故的にステージ上がっちゃったねになるかの大きな違いでは
ないかと思うのだ。
最近事故も多いからさ(内緒
で、次はテクニック的な話にもなるんだけど、まあ昨今録音技術が
凄いからさ。もうCDなんて普通のバンドは再現不可能でしょって
くらい多重録音や修正が施されているわけで。
そこにフォーカスしちゃってるから生歌生演奏は分が悪いわな。
リズムはクリックが当たり前になっちゃっているので、少しの
揺れやズレも許されないのでリズム隊は大変(笑)。
70年代なんてひどいよ(笑)。イントロとアウトロでテンポ違うのは
当たり前。
今は歌もピッチ修正してるからステージでもピッチを気にしないと
いけないしね。
本来、ライブなんて多少粗くてもいいのだ。
”迫力があって、説得力があって勢いがあって、お客さんが気持ちよく
騙されれば”それでいいんだ。
それが正解だと思うし、実際、いつもそう言っている。
ライブは流れや盛り上がり、起承転結なども大事。全体を通して
いい感じで流れていれば演奏技術がどうのって言うのは
ことライブに関しては二の次でいいと思っている。
でもテクニカルなことを聞きたいのが人情だよね。
なので、もっとピッチを正確に、とか、リズムが悪いとか
言っているけど、まず全体が良いライブだったのか、それとも
歌や演奏はきちんと出来ていたけどちょっと退屈だったとか、
魅力に欠けた・・・とかそっちの方が一大事なんじゃないかと
思うんだよね。
まあ、でも限度はあるけどね(笑)。いくらなんでも元気よく
歌えばいいってもんじゃねーだろってくらいひどいのもいるし(笑)。
まずはチューニングしろとか、右手と左手をシンクロさせてくれとか
スネアの位置にバスドラ踏むなよ・・・とかもいるから色々言わなければ
いけない場合も多々あるわけなんだけど・・・。
それと難しいのがそこそこうまい人、そこそこテクニックがある人が
陥りがちなミステイクに”出来ないことをやろうとする”現象がある。
これは大いにその人の性格に起因する場合が多いかなと思うんだけど、
まあ自分なら案パイを取る(笑)。確実に出来る方を取る。ライブなんだから。
レコなら録り直しが利くからチャレンジしてもいいと思うけど、ライブだと
人に迷惑かけるからね。
失敗しても自分だけ損するような小さなチャレンジならいいと思うけどね。