教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

10年!

2013-11-29 | 音楽的アドバイス

石の上にも10年!

 

持続中なんで特に10と言う数字に感慨はない・・・と以前書いたけど、

ま、確かにそうだけど、でも色々なことを思い出すのは確かだよね。

 

始めた頃は、なんでもいいからバンドを入れたいわけよ。

今みたいに、いいアーティストを!って思うんだけど、それもそうだけど、

まずはどんどん入れたい・・・と。

で、なぜか応募してくるのがパンク系が多くてね。

機材を手荒に扱うのもたまにいて、卓から怒鳴ったこともある。

凍りつく店内&スタッフ(苦笑

あと、一回、バンド同士がケンカしそうになって、止めたこともあったな。

そのときは一個の方のバンドが圧倒的に悪かったんで、もう一個の方に

あとで電話して謝ったよ。

それと当時のブッキングマネージャーが若干ヘマをして、金銭トラブルを

したまま、何も言わずにバックレた(苦笑

バンド側のトラブルをうまく処理できなかっただけなんだろうけど、

何も、理由も話さずバックレなくても・・・。

 

若干トラブルメーカーみたいな人間もいたけど、やっぱりそういう人は

だんだん離れて行くね。

俺もその時は、なんでもウエルカム!路線だったんだけど、やっぱり、

人間的に問題ある人は他の人に迷惑かけちゃうからね。

そういう人がいると他の人たちが来れなくなっちゃうし、どうしても

俺一人だけじゃ手に負えなくなっちゃう。

 

あと、ベース貸したら、そのまま返って来なかったやつもいたなあ(苦笑

壊れて困ってるって言うから、信頼して貸したけど戻って来なかったわ。

これまたバックレられちゃった。

 

それでも2番目のブッキングマネージャーが決まったあたりから、

だんだんいいアーティストが集まるようになってくれて、

11月30日にやる10周年記念イベント第2弾にはT☆ROCKSの

初期常連メンバーと言えるアーティストが来てくれます。

 

上記した様な大変なことや、裏切られたかなあとか、頭に来た出来事も

あったし、関係ない周りの人から攻撃されることもたまにはあったんだけど、

(チャラチャラしていいかげんにやっていると思われるのかも知れないけど)

その時は大変傷つくし悩む。どんな仕事も同じだよね。

 

(突然ですが)昔、アントニオ猪木がさあ、前田日明の事を聞かれて(二人は仲が

悪かったのね)「別になんとも思っていないよ。昔のことは忘れちゃったよ」って

言っていて、嘘だろって思ったけど、結構本当かもなあ・・・って最近思う。

 

最近、色々思い出すときに、「怒り」の方ってだんだん薄れて行くなあって

思うんだよね。憎しみとかも薄れて行く気がする。

その代わりと言ってはおかしいかもだけど、自分にしてくれたことの

「感謝」の方がどんどん大きくなって行くんだよなあ。

自分やT☆ROCKSのために人がしてくれたことって凄くしっかり刻まれていて、

これが大きくなって行くんだよ。

好感度上げようと思っているわけではなくて(笑)、本当に、人の恩とかやさしさ、

思いやりとかが大きく思い出となって残って行くのね。

だから大げさに言うと「なんで怒っていたんだっけ?」って、思うこともある。

あ、ボケて来ただけか?!

 

成長していくってのはあるかもね・・・。

俺だって、若いころはそれなりに鼻っ柱も強くてツッパることもあったと

思うんだけど、仕事して、今みたいに全責任が自分にかかってきて、

人の予定を左右している仕事、もろに人と接する仕事、商品としてもそうだけど、

それと同時に自分も売っているような仕事をすると、やっぱり自然に成長して

いくのかなあって思うときもある。

自分勝手や自己中、思いやりがなく自分が王様だったり、いいかげん、ブレたりしてたら、

信用されないし、付き合っても楽しくないから人が離れて行っちゃうもんね。

これはきっと誰でも経験あると思うし、これから実感していく人もいるかも知れない。

全部自分の思う通りにはいかないことも出てくるし、相手を立てなければ

いけないことも出てくるんだよね。こっちが正論を言ってもダメなときもある。

ここは大人になって相手の言う通りにしておく方が話しがまとまる・・・ってこともある。

そういうのは「社会になじむ負け犬行為」とは違うと思うね。やはり人間的に大きくなる

ってことなのかなとも思う。

それを拒否して歳を取って行く人もいるかも知れないけど、それはその人の生き方だから

周りや自分がつらくならなければそれでいいんだけど・・・。

もちろん「これだけは」って自分が思うときは曲げないけどね。

 

今は好きなアーティストや信頼できる人たち、人間的にも大好きな人たちしか

来店していないパラダイスみたいな店になっているけど、これからもずっと

素敵な空間にしていきたいなあと思っている今日この頃。

毎月厳しいけどさ(苦笑

 

若い人たちも素晴らしい人たちばかりだよ。

才能がある人も多いし、真剣に音楽やステージに懸けている人たちばかり。

そりゃ、真剣に聞くし、アドバイスするよ。凄く純粋。

よく「あれじゃ全然ダメだ」って言ってくる評論家みたいな経験豊かな人もいるけど、

それも逐一あってる。でもいい部分も見つけて教えてあげないとね。

ファンになっちゃう人もいるよ。素晴らしい音楽を奏でるんだよ、若いのに(笑)。

びっくりだよ。本当に普通に「凄くいい曲だ!!凄いよ」って興奮して言っちゃうよ(笑)。

 

演奏は、凄いってのはまあまあいるけど、演奏で極上に凄いって人はさすがに

そう滅多にいないかな。「うまい」より「気持ちがいい演奏」ってことね。

音楽的に気持ちのいい、心地よい演奏ってなかなか難しいんだよねえ。

最近身近では、音楽教室で講師をやってくれている浜田先生だね。

非常に音楽的。奏でているってこういうことだなって思うね。うまいのは当たり前だけど、

気持ちのこもった音楽を奏でているって感じ。

やっぱり教えられることだけあるよ。

 


11/30(土)~T-ROCKS 10th Anniversary Night~ presented by C.S.S

2013-11-28 | お店情報

またまた10周年記念をやっちゃいますよ~!

T☆ROCKSにゆかりのアーティストさんが集結!!

そして前回はWJ&AKB48でしたが、満を持してNIGHT RANGERの

カバーをやります。久しぶりのNITE-RANGER!

 

来店者には、T☆ROCKSオリジナルバッジ、ステッカー2枚、記念カードを

差し上げます!!(なくなり次第終了)

 

またT☆ROCKSオリジナルマグカップや、陸前高田市に売り上げの一部を

寄付をするチャリティCDも販売します。

 

11月30日(土)
~T-ROCKS 10th Anniversary Night~
presented by C.S.S

open18:00/start18:30

CHARGE ¥2000+1drink(フード込み)

●タイムテーブル

18:00 open
18:30 start
18:30-18:45  千風記
18:50-19:05  Shindow
19:10-19:25  Saki
~歓談~
20:00-20:15  BK帝国(アコースティック)
20:25-20:40  BLOUD
20:50-21:05  STORMBRINGER
21:15-21:35  NITE-RANGER
会場でそのまま打ち上げ

主催はC.S.Sですよ~~~!!!!

こちらもいいアーティストさんを応援しているので、

気になる方はぜひチェックしてみてください。

話しづらかったら、TOSHIから話を通せますよ。

プロデュース、ライブ企画などをやっています。


コンプレックス

2013-11-26 | 日記

よくコンプレックスが逆に武器になって、大成功しました!なんて話も聞くけどさ。

今のところ俺にはないねえ(笑)。

コンプレックスはいつまでたってもコンプレックスだなあ。

 

若いころは大概、外見だよね。ルックスとか、太ってるだの痩せてるだのとか・・・・。

この季節になると街に流れる・・・こともないんだけど、「赤鼻のトナカイ」って曲が

個人的に大嫌いでさ(笑)。

 

♪真っ赤なお鼻のトナカイさんはいつもみんなの笑いもの。

でもその歳のクリスマスの日、サンタのおじさんが言いました。

暗い夜道をピカピカのお前の鼻が役に立つのさ。

いつも泣いてたトナカイさんは今宵こそはと喜びました。

 

覚えている歌詞は上の通りなんだけど、お鼻が赤いのがイヤなのであって、

役に立つとか立たないじゃないよね(笑)。話題をすり替えるなって話ですよ。

子供のころからこんな子供だましの歌もないなって思ってたよ、子供なのに。

腑に落ちなくてさ、本当にトナカイはそれでいいのか?って(笑)。

 

俺、子供の頃のコンプレックスの一つに、顔が赤くなるってのがあってさ。

強い太陽にあたったり、冬場などで乾燥した部屋にいたり、あと緊張したりしても

すぐほっぺたが赤くなってね。もうやっぱり男の子としては凄くイヤなわけ。

確か中学生から高校生くらいまでだったと思うけど。

夏場は割と平気だったんで、夏は元気なんだけど、冬、ストーブが登場する季節が

すごく憂鬱でねえ。メチャクチャ引っ込み思案になっちゃうの。

だからこれを逆に利用して何かいい方に持って行くなんて考えられないよね。

今も肌は弱いんで、ちょっとの刺激で赤くなったりするけど、まあ、大分良くなったから

いいけどさ。

また同じように中学生くらいから髪の毛がグネグネし始めて(笑)、天然パーマってやつに

なったんだけど、これもイヤだったよねえ。今もイヤだけどさ。

ベイシティローラーズとか、ジョーン・ジェット、ロビン・ザンダーみたいなまっすぐな髪の毛に

なりたくねえ。パンクも流行ってて、ジョニー・ライドンとかシド・ビシャスもストレートでツンツン

立ててるじゃん?あれが出来ないんだよなあ。ロッド・スチューワートとかかっこよくてねえ。

今もコンプレックスだけど、まあ、昔ほど悩まないかな。いい歳だし(笑)。

クセを生かす髪型にすれば・・・とか人は勝手に言うけど、これがまた本人は納得できないんだなあ。

 

目が悪い(近眼)なのは、コンプレックスと言うより、困るね。どんどん悪くなっているので、困る。

ひたすら困る。

 

あと緊張すると寝られなくなるクセがあるな。そういう人は結構いるだろうけど、俺は結構ひどいよ。

昔、運転免許を取るために一気に短期で取りたかったんで合宿で取ったんだよね。

その時って一部屋に6人くらい2段ベッドで泊まるタコ部屋だったんだけど、なんか緊張しちゃって、

5日間くらい全然寝れなくって自分で大丈夫か?って思った。普通2日目くらいからは疲れて寝ちゃうじゃん?

ずっと寝れないんだもん。小心者だからさ。

だから旅行ってやつも苦手。夜、寝れないから。

 

あ、あとこれも子供の頃だけど、泳げなくてね。プールが嫌いで、何かと理由を付けて休んでた。

いい加減、親に怒られてスイミングスクールに無理やり行かされて、泳げるようになったけど、

学校のプールって冷たくないですか?俺、あの異常に冷たい水の中がダメで、息が出来なくなっちゃう

んだよなあ。過呼吸になっちゃうの。(出た!AKEBネタ!)いや、本当にどんどん息を吸っちゃって、

吐けないんだよね。気が付くと息をずっと吸ってる。もっと小さいころ、川でおぼれて死にかけたことが

あったらしいけどそれと関係があるのか、ないのか?

無さそうだな。

 

片頭痛持ちってのも自分の体力に自信が持てないことの一つ。

最近は朝起きて、起き方がマズイと何時間かあとに頭痛になる場合が多い。それほどひどくならないことの

方が多いけど、随分変わって来たんだよね。昔はひどかった。昔と言っても中学生~高校生の頃が

一番ひどかったんだけど、典型的な片頭痛で、頭痛が始まる前に予兆として閃輝暗点が始まる。

視界の端っこに銀色のチカチカ、ギザギザしたものが見え始める。そこから正確に30分経つと、

こめかみがズキズキと痛み出す。こめかみを切って血を出したくなる衝動に駆られるくらい(苦笑

あまりひどくなると吐き気を催す。その時点では頭痛薬はまるで効かない。

唯一治る方法は眠りにつくだけ。少しでも眠れば嘘のように治るんだけどねえ。

これが俺が中学生の頃、片頭痛って言う病名もあまり聞かれないときにしょっちゅう自分の身に

起こっていたんで、結構パニックだったよ。親も知らないんだもん、病名。「またギザギザが見える」って

言って訴えるんだけど、言われた方もどうしようもないもんね。

死ぬとは思わなかったけど、いつもベストでいられないんだなって思った。次はいつ来るのかなって

憂鬱だったねえ。

今は変化してきてそこまでひどいのはあまりなけど、目の奥が痛くなる。決まって左目の奥ね。

予兆の閃輝暗点もない。

 

腰もねえ、高校の頃にちょっと悪くしちゃって以来、今は普通の人よりだいぶ悪いな。

 

子どもの頃は身体も柔らかいし、素早く動き回れるし、足も速くて、ちょこまかと俊敏に動けて、

動きがのろい他の子どもなんかをバカにしてたってのに(苦笑

子供の頃って足が速いと結構一目置かれるよね。今は違うのかな。

自分で言うのもなんだけど、同じ学年だと、常に5本の指に入るくらいだったなあ。

自分より早いやつは滅多にいなかったし、いたら全部チェックしてたな。違うクラスだと知らない

からねえ。昔は子供の人数も多かったから知らないやつもいっぱいいたからねえ。

俺、スタートは遅くてさ、いつも相手の背中を見て走り出すの。でも途中で絶対抜いちゃうわけよ。

これが快感でねえ。絶対抜けたもん。たまに抜けないやつがいるとびっくりしたよ。俺より早いやつが

いた!ってね(笑)。滅多にいなかったけど。だから靴にはうるさかったの(笑)。以前書いたけど。

ま、子供の頃なんて練習なんてしなくても足が速いやつは初めから速いんだよね。

なんの努力しなくても速かったからね。ただそれも中学生まで。それ以上はもうてんでダメ。

身体の大きさもあるし、練習しなけりゃどんどん遅くなる。

中学の時はバスケット部に入っていたんだけど、ギターなんかをやり始めてちょっとおろそかに

なって、高校になってからまた入ろうなんてトチ狂ってバスケ部に入ったはいいけど、これが

当然のことながらバスケットが好きで入部したやつが本気でやっているんで、俺なんて

背も低いし、やる気もそれほどないし、もうついていけなくて、と言うか、楽器弾きたくて弾きたくて、

こんな本気の連中とやってたら楽器弾いてるヒマなんてないって思って、顧問のところへ行って

泣く泣く辞めさせてもらった。もうホント、土下座こそしなかったけど、全然辞めさせてくれないんだよね。

後悔したねえ(苦笑)。ま、でもすいませんって謝り倒して辞めたよ。ポール・マッカートニーになることしか

考えてなかったし(笑)。

 

そんなわけで(?)、挫折とかコンプレックスとかいっぱいあるんだけど、もちろんこれ以外にもいっぱい

あるわけだけど、まあ、なんつーか、そのコンプレックスをバネに・・・とか、武器にした・・・とか、味方に

つけて・・・とか、いい話は一つもなくて、結局コンプレックスはコンプレックスのままであるわけでして、

なんだろう、いい話に持って行けなかった(笑)。

いつかコンプレックスが「良かった」って思える日が来るんじゃないかって思って今まで生きて来たけど、

どうもそんなことはないらしいなあ・・・。

 


NITE練

2013-11-25 | 音楽的アドバイス

今日は久しぶりにNITE-RANGERのリハ。

11月30日(土)<~T-ROCKS 10th Anniversary Night~presented by C.S.S>

に出演のための練習ですな。

1年ぶりだって。去年府中でやったあと一度も合わせてないのか。

ま、個人では演奏はしているけど、それでもdayuさんが一番現役に近いかな。

俺もしょっちゅう楽器には触れているけど、きちんとしたステージはたまにやるくらいだからねえ。

Kyo-chanは多分、俺が頼んだステージくらいかな。あきら君に至っては、ギターケースを

開けたのが一年ぶりってくらいかも(苦笑

 

ま、見本があるからなんとか・・・ね。

11月30日はまあまあそれなりの物が観せられるのではないかと。

 

それにしても今日は少しステージ内の音を自分なりに考えて実験してみた。

いつも思っていたんだけど、センターにベースを持って立つ・・・と、自分で自分の

ベースの音をモニターするのに結構な音量のベースアンプの音になってしまう。

アンプの前に立つとこりゃ相当デカイなって感じるくらい。

センターってちょうどドラムの音に阻まれてベースアンプからの音が直線で飛んで

来れないんだよね。ベースの音がドラムと言う惑星の引力に吸い込まれて、センターにある

地球まで届かないみたいな(変な例えですかね)。

なのでどうしてもアンプのボリュームを上げることになってしまう。

今回はセンターモニターで大きく返して、アンプは補助的に使おうと思ってやってみた。

ただ、自分の店なんで自分でわかっているんだけど、センターモニターはローがボワンとハウらないように、

ちょっと下の周波数を切ってるんだよね。ピンポイントだけど。それがベースの音にしては

ちょっと欲しいところなんで、モニターからはベースにしてはローが弱いやや固い音が返ってくる。

それをベースアンプのローで補うって感じかな。

ただね、ベースアンプの音を上げないと必然的にギターもそれほど上げなくていいので、

ステージ上は凄くスッキリしていて、自分のボーカルがとてもよく聞こえる。

聞こえ過ぎるくらい。これだけ聞こえると、色んな表情もつけられるし、力まないでも歌えるから

凄く楽しい。ただ、自分の楽器の音であるベースはそれほど十二分に聞こえているわけでは

ないので、歌っている時はちょっと注意しながら歌ってるね。よっぽど練習して自分の演奏自体を

頭に叩き込んでおかないとね。うろ覚えではちょっと危ない。

イントロ、間奏、G-ソロ、アウトロ・・・とか歌わなくていい部分は楽。ちょっと後ろへ下がれば良く

聞こえるからね。

面白いことにG-ソロの時などにKyo-chanと入れ替わって、マーシャルアンプの方へ行くと少し

聞こえやすくなるスポットがあったりするんだよね。ギターの音が足元抜けて行くからかな?

音の聞こえ方、飛んでいき方はなかなか奥が深い。

 

ローの成分って部屋の隅にたまるって特徴もあるからね。

T☆ROCKSでもまあ、スピーカーの向きから言って、PA卓、それとスピーカーの向きとは

関係ない照明卓やドリンクカウンターの中の方がローが強いね。

ちなみに店で一番いい音はやはりPA卓の横と言うかフロアの中央部だね。

ボーカル、つまり歌が一番良く聞こえるのが、喫煙所前あたりの椅子のところ。

カウンターに座ると少しローが抜けてる気がする。微妙に両スピーカーの角度から外れるのかも。

少しね。

 

ま、それにしても、歌いながら弾くのはやっぱりジャック・ブレイズも使ってるヘイマーのショート

スケールのベ-スは楽だな。ジャズベなどのロングスケールだと歌いながら弾くにはやはりちょっと

大変。ネックが長いと左隣のギタリストにぶつかっちゃいそうだしね。


サー・ジェイムズ・ポール・マッカートニー

2013-11-24 | 日記

ポール・マッカートニー、11年ぶりの来日公演に行って来たわけだが・・・。

もちろんポールのライブはウイングスの時からライブに行っているので・・・と言っても、

ご存知のように1980年のウイングス来日の時はマリファナ所持で捕まっちゃったんで、

観れていなんだけど、そのあとは全部行ってる。

リンダ健在の時もちゃんと行ってるし、今回も以前とそれほど変わらないだろうと思って

いたんだけど・・・。いや、それでも相当感動はしたよ、以前も。やっぱりあのポールが生で、

今、演奏して歌っているのか・・・・!と。

で、今回ね、年月が経ったってのも手伝ってか、なぜか随分感動したんだなあ。

やっと生の歌と演奏を聴けたって感じかなあ。

それも正直言って、ここまでの往年のロックスターでこの歳なら、正直多少のヘロヘロ感と

言うか、実際「ああ、しょうがないな」ってパターンも凄く多いんだけど、ポールの場合は

バンド全体も歌も演奏も超一流で、もう普通に「凄くうまい」んだよ。もう脱帽で、普通に

歌と演奏のうまさにも感動しちゃう。

周りのお客さんも出てくるセリフが「ヤバイ」とか「うぉ~」とか感嘆詞が多いと言うか(笑)。

一緒に行ったM君は思わず目頭押さえてました。内緒にしてくれって言ってたけどバラしちゃった。

いいじゃん、俺もヤバかったんだから(笑)。

ま、セットリストは興味ない人もいるだろうから載せないけど、実は予備知識を入れないで

行ったのね、わざと。やっぱりネタバレしてない方がいいじゃん?

ま、それでも多少はわかるし、定番曲はやるのは当たり前だと思ってはいたけど、

それでもやっぱり「この曲!?」ってのも多くて、凄く面白かったよ。あっという間の3時間。

もっともっと聞きたい、あれもこれも!ってなっちゃうんだよね。

セットリストは初日と変わらなかったみたい。この辺もポールらしい。他の日とあまり差別しないと言うか。

 

個人的にはなんと言っても「Another Day

これは泣きそうになった(笑)。「And I Love Her」なんかもびっくりだけどさ。

「Jet」が聞けなかったんだよ。その代わりに「Listen To What The Man Said(あの娘におせっかい)」

だよ。!これは個人的には◎。いやー「Jet」ももちろん捨てがたいし、大盛り上がりになったはずだけど、

「Jet」はライブバージョンがたくさんあるからなあ。

 

「I’ve Just Seen A Face」は11月19日東京公演では、「Things We Said Today」だったらしいけど、

これは迷うけど、う~ん、どっちでもいいや(笑)。

まあ、もちろん、ソレをやるならアノ曲をやってくれよってのもたくさんあるけど、一人一人好みが

あるからしょうがないよね。

「Live And Let Die」でまさかパイロが出るか!?と思ったら凄い炎で、KISSのショウかと思った(笑)。

ウイングス時代と全然変わらない凄い迫力で、ポール大丈夫かと思ったよ(笑)。


ところで、やたら日本語をしゃべっててさ。「ドモアリガト」「ミンナジョーズデスネ」みたいなことを

言っていたと思うんだけど、だんだんジャッキー・チェンに見えてきちゃって(笑)。

最後に「ゲンキデネ」なんて言ってたけど、思わず客席から「お前もな!」って突っ込まれてたけど、

本当だよ(笑)。「See you next time」って言ってくれたけど、本当か!?

それにしてもね、こんなところを感心している人もいないかと思うんだけど、ポールはたくさん

楽器を持ち変えるのね。ヘフナーベースはもちろん、ピアノ、それからギターはエレキも何種類も

あるし、アコギも何本か持ち変える。その際にさ、普通なら軽くジャランって音出し確認するじゃん?

ちゃんと音が出るか不安だし。でも絶対にやらないの。無駄な音は一切出さない。

MC中もそう。余計な音は出さないし、当然、他のメンバーもそう。アマチュアバンドがいかに

ステージ上でうるさいか(笑)。MC中もヘタするとドラムとかスネアの音チェックしたりしてる人も

いるよね。弦楽器も音出してチューニングしてるとか。ノイズ出っ放しとか。

ポールのライブは一切ない。無さすぎて、俺なんか、ひそかにバイオリンベースの素の音、

つまり演奏が始まる前に少しでもボボーンって弾いてくれれば、バイオリンベースだけの音が

聞けるんじゃないかと楽しみにしてたんだけど、全然弾かないから素の音はわからずちょっと惜しい(笑)。


MC中はドラマーがハイハットでリズムを刻んで、それにポールがカウントを取って曲が始まるのが

多かったな。あれだけ頼りになるドラマーだと頼もしいな。


 

 


セッション会サプライズ!

2013-11-16 | お店情報

先日のセッション会にて・・・。

なんとホストリーダーのMako-sanを始め、皆さんからT☆ROCKS10周年を

お祝いして、花束をもらっちゃいました!

それも自分が演奏してステージに立った後。

いやー、感激しました。うまいコメント何も言えず(笑)。色合いがT☆ROCKSっぽい(笑)

花の香りっていいものですねー。

先月の10周年記念のときももらいました。優しい気持ちになりますよね。

物事もうまくいうような気がしてくる。あくまで気だけだけど(笑)。

あとツイートしましたけど、”物凄くうまい”リンゴももらいました。なんだこのうまさは!ってくらい(笑)。

拘っているだけあって、素晴らしいお味でした。

次回のセッション会は12月20日(金)です!

 

T☆ROCKSには優しくて音楽が好きで、思いやりがある人がたくさんいます。ホント。

以前も言ったけど、こういう仕事だし、音楽やっている人は中には超面倒くさい人とか、

自己中な人とか、思いやりがない人とか、ま、つまりちょっとクセがある人や、イヤな

こともたくさんあるんじゃないかと相当覚悟して始めたんだけど、実際今は素晴らしい人たちに

囲まれているなあと思いますね。若い人たちも本当に純粋に音楽を愛している人が

多いし、みんな素直と言うか、まっすぐな人が多いなあと思うし、自分に近い年齢の人でも

やはり思わず「今度一緒に飲みにでも行きましょ」って言ってしまたい人が多い(笑)。

そりゃたまにはそうでもない人もいるけどね。

 

セッション会も演奏自体ももちろんだけど、フロアで楽器や機材、奏法などについても

あれこれ話すのも楽しいんだよね。コミューニュケーションもまた楽しいって感じね。

定番曲も毎回少しずつ違ったり、メンバーが違えばスリリングで面白いし。

 

通常のブッキング、イベント、オープンマイク、音楽教室、パーカッションイベントなどなど、

様々なT☆ROCKSの顔があると思うので、みんなもぜひ顔を出してみてください。

特にセッションとオープンマイクは新顔も増えています。新たな自分の居場所を作ってみては

いかがかな?

TOSHIさん及び仲間はT☆ROCKSに居る。

 


バッファーアンプ

2013-11-15 | 音楽的アドバイス

簡単に言うと、エレキ・ギターやベース等のハイ・インピーダンス信号をレベル・マッチングさせる

ためにつなぐエフェクター。音を積極的に変えるエフェクターではないので、例えば歪まない

アンプで歪みが必要な場合のディストーションペダル、オーバードライブなどとはちょっと違う。

無くても別に困らないエフェクターでもあるよね。

そんなわけで、実は今まで俺も未確認。

 

きっかけはフリーダム製のプリアンプを試してみたら、バッファースイッチが付いていて、

各EQをいじるより、それを全部フラットにして、バッファースイッチをONにした方が良い音に

なった・・・と。ま、良い音ってのは個人的感想だけどさ。

それは結構なお値段のプリだったので、ちょっとやめたんだけど、なんかバッファーってのが

気になってね。最近、町田のミリメーターズミュージックに行ったときに、聞いて見たら、

ちょうどあるんで試してくださいって言ってもらったんで、試してみたら・・・おお、やっぱりいい!

ってことで、また値段も安かったんで即購入!

大昔からあるでかいやつね。昔から不思議だったんだよね、なんだ?これって。

今はもっと全然極小のやつもいっぱいあるんだけどさ。

 

ちなみにどんな感じになるかと言うと、パッシブベースでシールド1本でつないだ場合は

これをつなぐと、芯のある元気でパリっとした音になる・・・って感じかな。

高域も落ちていないからね。ぼやけた音がハッキリ目の前に聞こえてくるって感じ。

これだけ違う音になるのになぜこれまでスルーしていたのか・・・。

とも思うんだけど、さっきのフリーダムじゃないけど、そもそもバッファーが内蔵されて

いるエフェクターが多いんだな。

トゥルーバイパスのやつはバイパスしてしまえば、バッファー関係は入っていないので、

その影響は受けないけど、バッファー機能が入っているEFはONにしなくても、

バッファーを通った音になる。

ましてや俺はデジタルワイヤレスを使っているので、シールド一本とは実はそれだけで

似ても似つかぬ音になっている。EFは少ないけどね。プリアンプくらい。ま、プリアンプも

バッファーみたいなもんだし、DIもそうだからどこかしらでバッファーは通ってそうだけど。

 

ま、そんなわけでわざわざバッファーが必要とは思えなかったんだけど、良質なバッファー機能だけに

特化した物は音質、音色も含めて結構違うもんだなと思った次第。

と言うのも、通常のEFについているバッファーはそれほど良質でないと言うか、

別にそこまでいい音にならない・・・気がしていたんでね。

実際B〇SSのEFについているバッファーも音は太くなるけど、どうも低域がブーストされただけ

みたいな気がして、あんまりって思っていたし。だからわざわざ必要性を感じなかったんだけど。

 

それでもこの単純な、昔からのバッファーを試してみたら違った。もちろん音が劇的に変わると

言うより、音が元気になってハッキリするとか、音が締まるって印象かな。

コンプレッサーやリミッター、エンハンサーが好きな人って、そういう微妙な部分を求める人が

多いと思うんだけど、近いかも。

 

音がどうもぼやけるとか、元気がない・・・なんて感じている人にはいいかも知れないので、

気になる人は試してみるといいよ。

ただ、E.ギターのようにたくさんEF、歪み系なんかをつないでいると多分あまりわからない。

クリーンを使うとか、EFはあまり繋いでいない・・・なんて場合だと効果が出やすいと思うよ。

 

パッシブベースでシールド1本でアンプ直!なんて人には試してみる価値はあると思うけど。

ただね、俺は結構音質変化も面白くて選んでいるので、バッファーも色々あって、若干は

音の変化があるので、それも機種によって個体差があるからそれも加味して選ぶといいと

思うよ。

 

ちなみによくブースターも追加されている機種があるけど、基本は音質は変わらないはず。

ただ音がでかくなって出力されるだけ。俺の購入したやつもそうだけど、それはゲインってなっていて、

音は当然でかくなるけど、やりすぎると歪むのであくまで入力ゲインのことだな。

わかる?この違い。出力を大きくするのか、入力ゲインを大きくするのかで、意味は違ってくるし、

音も違ってくる。

出力を大きくするのは文字通り音を電気的に大きくして出力するだけ。

それに対して入力ゲインを大きくすると、同じように音は大きく出力されるけど、入力の時点で

大きくしてるので、そこで飽和状態になって行くので、歪んでくる。うまく使うと中域の上がった

まろやかな歪にもなる。

またブースターとして音を大きく出力した場合は、その後ろのEF、もしくはアンプが歪んで

くるから要注意ね。そこも見越してブースト機能を使おう。

 


赤影参上!

2013-11-15 | 日記

幼稚園の頃、「仮面の忍者・赤影」ってのを好きでよく見てましてね。

凄くかっこよくて憧れた。

忍者のくせにリーゼントだし、赤い仮面に赤いマフラーって目立っちゃダメでしょって、

今から思うと突っ込みどころ満載なんだけど、ま、子供向けなんで・・・。

で、赤影(主人公)と、白影、青影(子供)と3人が活躍するんだけど、怪獣系も

たまに出てくる。忍者が操っているパターンね。

この時代らしく、大ガマとかカブトムシの大きいやつみたいのとか、クモのでかいのも

居たような気が・・・。

 

青影の名セリフ「だいじょう~ぶ!」

 

ところでさあ、白影をね、当時はおじいさんだと思っていたのよ。

喋り方も「どんなもんじゃい!」とかじじ臭いし、髪も白いメッシュが入って白髪っぽいし。

ま、確かに老け顔だとは思うけど、今見ると爺さんでもないんだな。

俺より若いんでないかい!?

忍者だけあって俺より機敏に動いてるし、それほど年寄りでもなさそう。

 

白影の名セリフ「赤影どの~~!!」

 

う~ん、なんかショック(笑)。

 


全戦全勝:斉藤一

2013-11-13 | 日記

新選組の幹部で後世まで生き残った隊士の一人として、斉藤一、永倉新八がいる。

その斉藤一のお話。「一刀斎・夢録」浅田次郎:著。

・・・なんだけど、もちろん史実に基づいたあくまでフィクションね。

初版はハードカバーで、でかくて値段が高くて上下巻で、ちょっと買うのがイヤ

だったんだけど、やっと文庫本になってくれて購入出来た。

ま、値段もそうだけど、ハードカバーのでかいやつって持ち運べないし、

読みづらいし、立派なだけであんまりいいことないよね(苦笑

前作の「輪違屋糸里」はまあ、物凄く良かった・・・ってわけでもなかったんで、あまり

期待しなかったんだけど、こっちは凄く良かった!うん、本当に斉藤一が乗り移ったかの様。

本当の剣客でしか描けないような描写で、凄く良かった。

最後の方は読み終えるのが惜しくてページをめくりたくなかったほど。

 

フィクションと書いたけど、冒頭でいきなり坂本竜馬を暗殺するんだけど(実際は京都見回り組の

仕業と言われている、新選組の原田左之助も嫌疑をかけられる)ここから全編に及んで、

斉藤一の殺しの美学、哲学が物語を引っ張って行く。

人を斬るのはとにかく美しくなければいけないと言う独自のこだわりで、鬼神のごとく斃して

いくんだけど、その生死を分ける戦いの中での絶対の法則があって、それはなかなかに深い。

 

話はそれるけど、個人的には人と争うことは大嫌いなんだけど、そのクセ、プロレスや

ボクシング、総合格闘技などは結構好き。やっぱり猪木の「いつ何時、誰とでも戦う」とか、

プロレス最強説を謳った異種格闘技戦、もっと前は大山 倍達の極真空手、元祖シュート

ボクシングのベニー・ザ・ジェット・ユキーデとかキックの鬼の沢村忠・・・なんかを見て聞いて

育っているので、当時の男の子は誰でも「いったい誰が一番強いんだ!?」とか

「最強なのはプロレス?ボクシング?空手?」とか色々想像を膨らませていたわけ(笑)。

 

そこで俺も色々考えたけど、まずはルールがあるのか、ないのかで全く違ってくる・・・と。

街のケンカで、まさかコブラツイストを狙うやつはいないでしょ?お客さんをわかせる必要も

ないわけだから、スキをついて急所蹴りしてすぐ逃げる・・・とか、もっとも安全で確実な方法を

取るのが当然だよね。だから一概にレスラーが一番強いとも限らない。

スタン・ハンセンだって後ろからバットで殴られれば危ない。

俺が思うに街のケンカで一番強いのは「卑怯」な奴だと思うよ(笑)。

 

土方歳三が剣術の試合をしている最中に、石を投げたり、足元の砂を巻き上げて、相手が怯んだ

スキに打ち込むと言う卑怯な手を使った・・・なんてたまに小説で出てくるけど、ルールがある試合なら

負けだけど、もし真剣での勝負だったら卑怯もへったくれもない。

負けたら死。勝てば相手に卑怯とののしられることもないわけだし、どんな手を使ってでも

勝たなければならない。

 

同時に、斉藤一はそこに勝つだけではなく「美しさ」を求めた。

一刀のもとに、ともすれば相手が気づかぬうちに仕留める・・・なんてことを求めた、と。

それとは反して(?)彼の勝つための秘策がまた泥臭い。

「人より先に剣を抜く」「人より早く刀を振り回す」「仕留めた後は懐紙で刀の血などをぬぐって

いないで、鞘に納める時間も惜しむほど一目散にその場を離れる」「勝てる見込みがないなら

一目散に逃げる」・・・等。

やはり生死を分けた戦いで卑怯もへったくれもないんだよね。剣術の試合ではないから万が一にも

負けるわけにはいかない。

面白い描写に「ここで近藤勇なら名乗ってから敵に切り込むところだろうが、自分はそんな正々堂々

とはしない」みたいなことが書いてあるんだけど、そこまで徹底していないと生き残れないってことだね。

 

それとまったく話は飛んでいくんだけど(笑)、そう言った子供のころからの下地(?)があるせいか、

いつ何時でも、いざというときに動きが制限されないような恰好をする、ってのが身についてる。

最低限だけどさ。だからビーチサンダルみたいなやつで外を歩いたり出来なくて。

最近の若い人が良く履いてるクロックスっての?夏は涼しくていいだろうけど、全力で走れない

ようなのとか、足蹴りが出来ないような靴を履いて街に出れないんだなあ。

ま、そんな状況には絶対にならないんだけど。せいぜいブーツだな。

ビーチサンダルタイプは自由に動けないから怖くて歩けないよ。

俺が子供の頃ってたまにだけどそういう状況ってあったんだよね。そんな場合に自由に動けないとか、

全速力で走れないとかって怖くて(苦笑

だから最近の若い人たちは、安全に育ったんだろうなあって、履いている物を見ると思うよ。