連日レコが続いています!かな~りいい感じに出来てきました!
曲数が多いから大変だけど、おおむね、予定通り、個人的にも「ああすれば良かった」とかも
なく、いい具合に仕上がって来てますね。メンバーも当然色々意見を言ってくれて、納得の仕上がりに
近づけていくべくがんばってます。色んな要求が出るけど実験的に色々やるのはとても面白い。
大体は想像つくけど、たまに「どうかな?」って思ったことが凄く良かったりしてこっちも勉強になる。
ほとんどはクライアントの要求通り仕上げるけど、たまに意見を聞かれることもあるので、そういう時は
正直に自分の考えを言う。音色などに関しては「それだと埋もれる」とか比較的正解があるので言いやすいけど
アレンジなどに関してはね、ちょっと難しいよね。完全なる正解はないときもあるから。
聞く人の立場に立つといい結果になるかもね。「それを全部やるのはくどいので、最後だけやった方がスマートかも」とかね。
音楽って「時間の芸術」って前に何かで読んだことがあって、つまり、「曲はイントロからAメロ・・Bメロ・・サビ~」
とだんだん時間が経過していく芸術なんで例えば1番で曲を説明して、2番、3番で徐々にアレンジを
追加していく・・と。これを基本にすると、いいアレンジにしやすいんじゃないかな。ホラ、よく1番のAメロから
ばっちりハモリたくなる気持ちもわかるんだけど、あえて何もせず、2番で初めてハモるとかっこいいとかね。
レコーディングしてるとさ、マヒしてくるんだよね、その感覚が。特に今はHDだからイントロから3番のサビまで
一瞬に飛べたりするんでその曲の時間の経過を忘れがち。
いやあ、それにしてもここのところ、彼らの楽曲はよく聞いたよ(笑)
と言うのも、ノイズ除去とか音色整理とか各楽器のバランスとかするべきトリートメントは山のようにあるんだけど、
その辺の修正をみんなが帰ったあとやって、自分でミックスして家に持って帰ってまた違った環境で聞く・・と。
こうすると色々見えてきていい結果になることが多い。まあ正直言うとその辺も含めてレコーディング時間に
組み込んで料金が発生するのが普通のレコーディングなんだろうけど、俺はある程度までは自分で
仕上げておいて、つまりTOSHIさんミックスをある程度は自分で納得する感じに仕上げておいて、
それからメンバーに聞かせて「いいすねー、あとはここの音量をもう少し・・・」とかやれば早いし余分な料金もかからないし、
ミックスの方向が違った場合でも(ガッツがある感じにするか、軽い感じにするか、ナチュラルな感じにするか・・など)
自分たちの希望の音像が見えやすいかな・・と。ま、単純に「TOSHIさん、すげー」って言われたいのもあるけど(笑)
もちろん1日で全部終了する場合はその日のうちに終わらすように仕上げるけどね。