教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

デジタルレイテンシー(?)

2015-03-31 | 音楽的アドバイス

ワイヤレスのレイテンシーなんだけど、一番感じた組み合わせは、

Line6とZOOMのマルチEFを同時に使ったときだったなあ。

う~ん、憶測になるけど、やっぱりワイヤレスのトランスミッター内で

デジタルに変換して、尚且つ、ZOOMのMS-60Bもデジタル変換して

色々シュミレートしているEFだと思うので、そのデジタル変換がダブルで

来てるのが音の遅れに現れてくるのではないかと思う。

 

多分だけどね。

 

 

 


新選組!(NHK編)

2015-03-31 | 日記

2004に始まった、近藤勇局長を香取慎吾が勤めた大河ドラマ。

当時は見れなかったんで、最近見てみたんだけど、ちょっと評判になったんで、

期待したんだけど、まあ、正直言ってかなり残念だった。

 

三谷幸喜が脚本なんだけど、脚本と言っても、実際には史実もあるし、司馬遼太郎や

子母澤寛などの小説がほとんどベースになっているからオリジナルな話はあまりない。

ま、オリジナルな話をあまり入れちゃったら怒られちゃうからね。

それでも確かに史実(と言われている)話からやや逸脱した部分もあったんで、

「そこは本当は違うんだけど・・・」って部分も多々あったんだけど、でもそれはもう

仕方ないと思っていたんで、いいんだけど、とにかくどうしてこんなヘタな作り方

したかなあってくらい、ある一点がひどい。


その一点とはとにもかくにも、近藤、土方の存在感が薄すぎる!

軽すぎる、軽薄すぎる、話にならないほど存在感がなくてびっくりした。

特に近藤は今までのイメージとは逆の、思慮深くやさしい、人を斬りたくないタイプの

近藤を作りたかったようで、めずらしくそういう人間に演出しているんだけど、まあ、

それも別にいいんだ。それならそれでそういう人物として存在感を示して欲しかった

んだけど、まるでペラペラの薄い人物に見えてしまって。

他の隊士が、近藤に惚れて新撰組に入った、と言うが全然説得力がなくて。

あんなウジウジ悩んでばかりいて土方の言いなりになってる男についていくか?

って感じ。

土方も実力もないのにただのひねくれた人物に映ってしまう。後半は少しマシに

なっていくけど。


まあ、周りの役者がオダギリジョー、山本太郎堺雅人、佐藤浩市、江口洋介など、

存在感もあって、達者な人物ばかりだからねえ、

オダギリジョーの斉藤一は評判良かったらしいけど、確かに良かった。

また山南敬助役の堺雅人、芹沢役の佐藤浩市、竜馬を演じた江口洋介も凄く

良かった。

土方役の山本耕史も風貌とかいいんだけどねえ。もっと実力のある人物に

描けていればねえ。実力があってこその鬼副長なんだけどねえ。

沖田役の藤原竜也はよかった。

ただ、もっと全体に斬りあいに関しては圧倒的に強い試衛館隊士を描いて欲しかった

かな。


それでも有名なエピソードの山南敬助切腹の回は凄く良かった。史実と違う脚色が

なされているんだけど、あれは良かったねえ。まさか明里をあんな風に描くとは・・・。

あの回はさすがでした。


それにしてもたまにところどころお笑いと言うかギャグが入るんだけど、それがいちいち

面白くて、なんならそっちにシフトした作品にしても良かったんじゃないかと思った。

余計怒られるか。



やっぱり香取慎吾が出ていると新春かくし芸大会?って感じだよねえ・・・。







ワイヤレス事情

2015-03-28 | 音楽的アドバイス

楽器用ワイヤレスシステムはかれこれ20年以上使ってる・・・。

自分が理想とするステージを構築するには欠かせないアイテムでね。

 

始めは多分レクサーのアナログ800MHZ帯のやつ。1Uのやつね。

あ、チャンネルは変えられないやつだったな。

で、次は多分Ex-proのやつ。と言うか2台ベースを使っていたんで、同時に

使っていたな。

で、憶測になるんだけど、これは(当時)中身はほぼ一緒の気がする。

確か作っていたのは東京サウンドと言う日本のメーカー。

実は2台の中身を見たら同じメーカー名が書いてあった。

確かにサウンドは一緒だった気がする。

 

その後、これも安いし、小さく便利なので所有。

REXER RX-300。300MHZ帯。音はちょっとこもった感じだった気がする。

 

あと、これも使ってた。

レシーバーが異常に小さくて便利なので楽だったね。楽器に直接つけるトランスミッターも

画期的だった。ちょっとかっこ悪いけど(笑)。

 

その後、デジタルワイヤレスが出てきて、飛びついたね。

Line6。

これも軽くて小さくて便利。2台所有していた。

 

その後はaudio-technica。

 

そして今・・・。

REXERの800MHZ帯の以前所有していた1Uのやつと多分同じ。

筐体が変わっただけと思われる。

 

 

なぜわざわざ、時代に逆行してデジタルからアナログに戻ったのか・・・。

いや、その前に、楽器の音なんて、命の危険もないし、いい音、悪い音なんてのは

人の感性によるから、どんな音でも自分が気に入ればなんでもいいものだよね。

で、自分はやはりワイヤードで、その楽器本来の音からあまりかけ離れない音を

出したいと思っている。

 

で、ワイヤレス。もちろん当然のことながら音は変わる。多分どんなに高級なものでも

変わると思われる。

逆に言えばたとえ変わったとしても、それを自分が気に入ればそれでいい。

 

自分はまあ、やはりと言うか当然と言うか、ワイヤードの音が一番いいと思っている。

ワイヤレスを使うのは仕方ないからなんだけど、その中でも色々使ううちに機種による

音の違いが随分あるんだなと思って、ここ最近ずっと使っていたデジタルワイヤレスが

どうも「ワイヤレスってこんなに違ったっけ?」と思って、アナログをもう一度試してみたら、

「ああ、こんな感じだったな」って思い直したんだけど、個人的な見解だけど、アナログの

方がワイヤードと音の差が少ないように思う。

ちなみにどんな音の傾向かをちょっと書いてみる。ベースの場合ね。

 

デジタルワイヤレス。

「Line6」

とにかく音が硬くシャープになる。ドンシャリに近い感じになる。

ややレイテンシー(音の遅れ)を感じる。

 

「audio-technica」

Line6ほど音の硬さはないが、やはりシャープになる傾向。

レイテンシーはあまり感じない。

 

で、他もSHURE、SONYも所有はしていないけど、試したときに思ったのは

やはり似たようなイメージだった気がする。

 

多分ワイヤレスと言うのは、音は何かしらの変換作業をされて、飛ばして、

レシーバーで受け取るんじゃないかと思うんだけど、(想像するに)高域と

低域が同じスピードで出てくるので高域が目立つのかな・・・なんて思うんだけど、

どうだろうね。

 

で、デジタルワイヤレスの一番イヤだった点。

音が硬くなる等は、音色の違いだからいったん置いておいて、

音がぼやける、立ち上がりが遅い気がする。ワイヤードに比べてアタックが

弱い気がする。何か芯の部分が弱くなった気がする。

これは自分がピックで弾いた感想。

 

音が硬くなる、シャープになる等は実はエフェクターを噛ますだけでもなる

可能性もある。OFFの状態でも通すだけで硬い音になるEFもある。

 

デジタルワイヤレスの音がぼやける感じがやはり気に入らなくて、アナログに

戻ったというわけ。音色はやはり変わっちゃうけど、デジタルよりはワイヤードに

近いと思う。

そして、音がぼやける感じがない。芯の部分、アタックもワイヤードに近いと

思う。個人的意見だけど。

ただ、デジタルのほうが圧倒的にノイズが少ない。

 

なんてここまで書いて、最近は普段ベースだけ弾く分にはワイヤードでやろうかなあ

なんて思う(笑)。ニテレンみたいなバンドはワイヤレスを使うけど、その際はアナログの

レクサーで行こうと思うよ。デジタル変換しないからその部分での音の遅れはないだろうし。

 

まあ、ギターの人はね、結局エフェクターをたくさん使ったり歪ませたりする場合が多い

かもしれないので、そこまで気にならないかも知れないけどね。

ベースは音のエネルギーも大きいし、EFはあまりかまさない人のほうも多いので

気になる人もいるかもね。

 

もしどこまで違うのか?って思うなら、一度ライン信号を聞ける環境で、試してみると

いいよ。ミキサーとかにつなげてヘッドフォンでモニターすると、驚くほどの音の違いに

愕然とするかもよ(苦笑

特にデジタルワイヤレスね。

その際は、プリアンプとか全部ナシにしてね。通すだけでも音が変わる可能性が

あるからEF類は全部外す。チューナーも通さない。

あくまで、シールド一本と、ワイヤレスのみを聞き比べる。ワイヤレスの方はベース本体

からトランスミッターに行くまでに一本シールドが増えるけど、そこの違いは微々たるもの

だから無視できる。

出来ればワイヤードの際にベースからミキサーに入れるシールドを、ワイヤレスの際に

レシーバーからミキサーに入れる場合も使って、なるべく同じ条件でやるのが望ましい。

 

 


コンプレッサーその後

2015-03-23 | 音楽的アドバイス

コンプレッサーにハマったり、外したり、一人でギャーギャー騒いでいましたが(苦笑

何と言うかとりあえず現在落ち着きました。多分(笑)。

ま、弦楽器隊のエフェクター事情なんか秋の空のごとくコロコロ変わるから

どうなるかわからないけど、どうやらコンプ嫌いの私もだんだん楽器用の

コンプレッサーと言うものがわかってきた。

レコーディングやライブなんかでは当然常にかかっているわけだけど、

生バンドでコンプをかけるとどうも不自然感がなじめなくて・・・。

 

ま、もうひとつ、簡単に言うとどうしてもワイヤレスとワイヤードでの

音の違い、EQなどでは補正できない、音の本質みたいなものが

違ってしまって、コンプの利きもなにやら違っていたようで、ワイヤードで

試したらすこぶるよかった。

う~ん、ニテレンなどセンターで歌って、パフォーマンスも要求される

ステージの場合はどうしてもワイヤレスでないとダメなんだけど、

それ以外はやっぱりワイヤードなんだな・・・。

これほど違うものかってほど違う。

まあ、デジタルエフェクターとか、プリアンプなどでもONにしないで

噛ますだけでもガラっと音が変わるものもあるからどこまでが素の音

なのかハッキリわからない部分もあるんだけど。

 

コンプレッサー自体の音の違いも色々あって深いよねえ。

レコーディング用とかPA用は音色を変えない方が多いかなと

思うんだけど、楽器用は積極的に変わるものが多い気がする。

まあ、コンプ効果意外にも音色が変わった方が売りやすいよね。

 


初心忘れるべからず

2015-03-22 | 日記

なにやら局中法度みたいですが(苦笑)それは士道に背くまじきこと、か。

 

何を隠そう、先日「何か具合でも悪いのですか」と聞かれてしまった。

具合が悪かったわけではないんだ。

気が緩んでいたんです。

自分の仕事は色々なパターンがあって、ブッキングイベント、貸切イベント、

レコーディング、セッション会、オープンマイクバー、音楽教室等々、色々な

お客様と接する機会があるんだけど、正直に言うと、やはりとても緊張する

仕事と、「今日は楽しいな」と思う仕事など精神的には様々な仕事がある。

 

そのときは実は、自分の中では楽しい仕事。

仲がいい人たちが集まる仕事で、尚且つ、自分は完全にサポートの役割。

そこで、少し気が緩んでいたのも事実。

そこで「TOSHIさんらしくない」と(笑)。いつものあなたはもっと緊張感を

持って仕事をしていると。

 

そうなんです、その通り。

楽しい仕事なんで気が緩んでいたわけですね。

 

これは大切なことを気づかせてくれました。

厳しい仕事も楽しい仕事も同じ、同じように緊張感を持って挑まなければ

いけませんね。

 

多分、はたから見たら、自分の好きなことを仕事にして、さぞかし楽しく

やっていると、思われているところもあるでしょう。

それは確かに当たっているけど、ブッキングや貸切イベントのときなど、

何十人の知らないクライアントに間違いがないように、納得して

もらえるような仕事を一日でやり遂げなければならないわけです。

緊張感は半端じゃない。プロフェッショナルな仕事をして、耳を

ダンボにして、全ての音を聞き逃さず、あとからアドバイスを求められた

ときも困らないように、全部覚えて置くようにしている。

その日、録画した映像はもう一度見て、自分の意図した音で録れて

いるか確認する。

その他、よりよいブッキング、営業などまあ、色々仕事はあるんだけど、

確かに楽しいけど、責任感がありすぎてたまに押しつぶされそうになる。

いや、ちょっと大げさか(笑)。

 

まあ、確かに、直接の仕事とは関係ないところで、不愉快なことがあり、

ヘコんでいたことも事実なんだけどね。

仕事に影響が出るようではまったく持っていけません。

気を緩めずしっかりといつも仕事をしないといけないと気づかせてくれた

一件でした。

 


実録・新選組

2015-03-20 | 日記

はい、すいません、そっちのお話なんで興味ない人には「?」で

面白くない話かも知れないです。

 

曲をカバーすることを頼まれたんで、CDをレンタルしに行って、ついでにこんなのを見つけた

んで、ちょっと借りてみました。

Vシネマ系の映画なのかな。

 

「実録・新撰組」

 

ま、これだけでもいかにもVシネマにありがちな顔ぶれがわかると思います。

 

「実録」ってついている割には、細かいところはあまり実録ではない。

作品が何十年も前で、史実がまだ今と違って認識されていた頃ならいざ知らず、

2006年なんで、まあ、脚本でわざとこのようにしたのだろう。

また、ナレーションが徳川家茂(いえもち)を「いえしげ」と間違って呼んでいる。

ウキペディアに書いてあった。確かに「そんなのいたっけ?」って思ったんだよね。

 

実録でないと言った部分は(マニアにしかわからないと思うけど)、

・鴨暗殺の際に近藤勇が参加している。

・藤堂平助が腰抜けで、まるで実践で役に立たない。

・斉藤一が「こんな家業(人斬り)は長く続けるもんじゃねえ、これからは知識人が天下を

取る」などと平助に助言する。

伊東 甲子太郎暗殺を近藤勇が一人で行う。

・伊藤なきあとの残りの御陵衛士(高台寺党)を油小路で襲う際に、近藤勇が

参加している。

 

等々、ちょっと詳しい人なら「それは違う」と言う部分が結構ある。

ま、近藤勇を活躍させたいのはまあ、わかるんだけどね。

一番やめて欲しかったのは、やはり藤堂平助を弱い隊士に描いたことかな。

史実では実際に強く勇敢だったとなっていて、新撰組四天王の一人と言われた

くらいだから、この映画のイメージはちょっといただけない。

 

ただ、実は結構面白かった。

何がよかったかって、新撰組って最強の人斬り集団とか、最後の武士とか、色々

言われているけど、もうひとつ粛清の上に成り立っていたような集団で、あまり

ここに焦点をあててる作品はないように思うんだけど、結構この部分もしっかり

描かれていて、リアリティがあってなかなかに迫力ある。

確かにここに焦点をあてちゃうと殺伐とした感じになっちゃうし、実際、この作品も

かなり荒っぽく殺伐としている。

で、やっぱり凄いなと思ったのは、Vシネの俳優さん(?)と言うか、ちゃんとした

俳優さん(?)だけあって、当たり前だけど演技がうまい、迫力が凄い。

最近のアイドルくずれの方の軽い演技と違って、命かけてる感が凄く伝わって

きて、なかなか引き込まれました。

ま、土方が寺島進だしね、そりゃ、迫力あるでしょうよ(笑)。歳は随分あってないけど。

他も芹沢鴨の白竜、坂本竜馬の哀川翔もよかったし、伊藤甲子太郎役の

人も凄い迫力でよかった。

また珍しく、 岡田以蔵とか、大石 鍬次郎なんかも登場して面白かった。

 

 

で、山南も当然描かれているんだけど、このエピソードはいまだに誰も納得の出来る

脱走の理由を突き止めていないんだけど、この解釈もなかなかよいと思った。

山南は小説家によっては、あまり賢い描かれ方をしない場合も多いんだけど、

ここでは立派に描かれている。

 

沖田は珍しくちょっとひねくれた意地悪な人物として描かれている。

いつもの、剣の達人でありながら純真無垢で真っ直ぐな性格よりはもうちょっと

偏屈な感じになってて少し違和感が。

岡田以蔵と絡む場面があるけど、実際に会っていたかどうかは眉唾だよね。

斉藤一は随分、やさしくて物分りがよくて、これまたちょっと違和感。

永倉は実はそんなに活躍しない。原田は背が高くハンサムでイメージは合ってる

だろうね。かんしゃく持ちの部分はそんなに描かれていない。

井上源三郎に至ってはいなかったような気がする。

 

まあ、どうしても新撰組の話はエピソードも多いし、隊士も多いし、また後半は

刀槍の時代から銃や大砲の戦争に近い戦いになってくるし、全部描くのは

ちょっと大変だよね。

ここでも大急ぎで土方の戦死まで描いているけど、案の定、きちんと時間を割いて

描いているのは伊藤甲子太郎暗殺くらいまでかな。あとはさらに大急ぎでまとめた感じ。

沖田にいたっては気が触れて死んでゆくというちょっと残念な死に方。

有名な黒猫のエピソードはどうした?


時間が限られているから、各隊士はあまり丁寧に描かれないのが残念。

新撰組を知らない人はまず全然わからない。誰がだれだかさっぱりわからない

だろうね。やくざまがいの連中が抗争に明け暮れているように見えるかもしれない(笑)。


ただ、前途したように、俳優さんの存在感が凄く良いので、大物の人物が本当に大物に

見えるんだよね。これが重さをだしていてよいんだよね。大げさに言うと例えば、

ロバート・デ・ニーロが出てくると一気に作品が引き締まって重厚になるみたいな感じ。


それにしてもあの有名な隊服の色がなぜこの色?

 


イメージ戦略

2015-03-19 | 音楽的アドバイス

「ステージ衣装は特にないの?」ってたまに聞いたりするんだけど、

まあ、アーティストにはそれぞれやり方があるから何も特別な格好で

演奏をしなくても一向に構わない。

ただ、自分たちを覚えてもらう手段として、当然、素晴らしい音楽が一番

大事で、パフォーマンスやイメージは二の次かも知れないけど、やはり

人々に手っ取り早く覚えてもらって、興味を持ってもらい、記憶に刷り込むには

視覚イメージにうったえるのはやはりいい作戦だとは思う。

 

ステージ衣装もそうで、やはり普段着でステージに上がると、よほどインパクトの

ある人物、演奏でないと、あまり興味を持ってもらえない可能性が高い。

少しでも「特別感」を出すために衣装を着るのは広くアーティストとしての常套手段

だと思う。もちろん逆に普段着なのに物凄い演奏とかオーラとか、尋常でない

ものをかもし出すことができればそれはそれで目立つだろうけど、多分、それほどの

人物はめったにいない。

 

衣装をもう一歩進めて、バンド全体のイメージとして考えるのも昔からの

常套手段だね。

 

以前、紹介した「SEKAI NO OWARI」も本人たちが意図したのかどうかは

わからないけど、独自なイメージでまず音を聞く前に人々の記憶に残ることが

出来る。あとは音で勝負ということで、音もよかったので売れたんだろう。

 

まあ、ここまでくるとわかりやすいよね。

 

まあ、KISSと来たら、これもか・・・。

 

ビートルズもマネージャーのブライアン・エプスタインの戦略で、襟無しスーツや

マッシュルームカットなどのイメージに。

 

衣装はバラバラだけど、これもインパクト大。

 

その国の伝統衣装を部分的に取り入れるのも新鮮でいいよね。

 

ロックミュージシャンと言えば、やはりこんなイメージ。

 

Queenもインパクトありましたねえ。

 

パープルの女人禁制(笑)のイメージもなかなか・・・。

 

捕らえられた宇宙人です。

 

まあ、こういったビジュアル戦略は枚挙に暇がないわけだけど、自分たちが人々に

どう見えるのか?も考えて活動するといいかもよ。

大体日本以外もそうだけど、今は日本のかわいい文化とかオタク文化とか、

ギャルメイクだとか、きゃりーぱみゅぱみゅだとか、世界中、お花畑の人が

多いんだから視覚からだます(?)のも手っ取り早いぞ(笑)。


音楽形態色々

2015-03-18 | 日記

お知り合いの方からいくつかDVDを見せてもらいました。

 

「BABYMETAL」

これがうわさのベビーメタルですか。さすが若いだけあって走り回って

歌ってた(笑)。

バックの演奏が凄すぎて、もう何と言うか、テクニック的に見たら世界でも

相当高いレベルにいると思う。俺は古いんで、メタルと言うとジューダスプリーストを

アイコンとしてよく思い浮かべるんだけど、バンドとしての歴史とか貫禄とか

もちろん雲泥の差があるわけだけど、単純に演奏能力だけで言ったら、日本人は

もう凄いレベルまで行っちゃってるよねえ。

まあでも、正直、個人的にはこの手はちょっと苦手で、観客も何を期待している

のか少しわからないんだけど、かわいいからいいのか、それともやっぱり演奏

がいいのか、楽曲がいいのか・・・。まあ、楽曲はメタルのアレンジが施された

歌謡曲チックなロック・・・な感じ?

ライブに行くのは例えばももクロを見に行くのと似たような感覚なのだろうか?

メタルのライブに行く感覚なのだろうか?パヒューム見に行く感覚とはちょっと

違うとは思うけど・・・。

 

 

「XYZ」

二井原実がバーベキューなんとか、筋肉少女隊のきったかなんとか、爆風スランプの

ドラムの人とやってたメタルバンド。もっといかにもメタル然とした楽曲なのかと思ったら、

もうちょっとハードロック寄りで、二井原が歌詞を乗せて歌うと、歌謡曲、演歌チックに

なるといういつものパターン(笑)。ハイトーンを駆使した感じでもなく、ロニー・ジェイムス・

ディオ並みに力強く歌ってた。時代が時代なだけに古いっちゃ古い、懐かしいっちゃ懐かしい

感じね。それにしても二井原実は本当は何をしたいんだろう?いつもちょっと不思議に

思う。ファンキーな方にも造詣が深いようなんだけど・・・。

 

「ANVIL」

♪メチョロメッチョ・・・!懐かしいねえ、当時のスーパーロック(だったっけ?)に出演した

Vは当時見た。ボン・ジョビがまだ新人で、スコーピオンズやホワイトスネイクも出てたね。

MSGもやっつけのVoで出たんだっけ?

この映画、見たかったんだよね。

うむうむ、思った通りの展開の映画だ。いい歳こいてメタルだ、バンドだって固執して

アホ丸出しのあきれ返って物も言えない尊敬すべき大ばか者たちの映画(笑)。

 


義理と人情をはかりにかけりゃ・・・

2015-03-17 | 日記

いや、任侠の世界じゃないけどね。

 

世の中には、色んな人がいまして、一口にいい人とか、悪い人とか、

言えないわけで、それも一方方向から見ただけではわからなくて、人間と言うのは

そんなに単純なものではない・・・と言うことはさすがにここまで生きてくると、

少しずつわかってきます。

 

ちょっと時期とか、詳細は言えないのですが、ちょっとダメな人に出会いました。

簡単に言っちゃうと、ちょっとぼったくられまして・・・。

こちらが素人だから足元見られたわけです。完全に舐められましたね。

こう言う商売のやりかたをする人がいるんですねー。

 

俺なんて、まったく逆で、どうすればもっと安くいいサービスが提供できるか、

いつも考えているって言うのに。

貸切時間を30分から15分刻みにしたのもそのためですよ。

中途半端な21:10とかに演奏が終わると、数千円だけど微妙にもったいない

時間が出るけど、これを15分刻みだと少しお金が浮きます。

 

出演ノルマも持ち時間が一緒なら一人だろうと5人だろうと、店側はスタッフを

減らせるわけもないし、照明も同じだし、同じ料金を取りたいところだけど、

やはり少ない人数だと大変だろうから、不公平感が出ないように設定したり、

スタジオ使用やレコーディングもパック料金を設定している。

さらに平日1曲だけならもっと安く出来るようなプランもある。

 

まあ、もちろんサービス営業職なわけで、こんなことは至極当たり前のことなんだけど、

出来るだけ納得してもらえるようにスタッフ一同、努力しているわけです。

無料で「よいこのあゆみ」なども書くし、メールなどで機材や音楽のことも聞かれると

親切丁寧に答えている。

 

仮予約は完全無料。

イベントなどの際も前金も取らないし、当日でOK。

さすがにキャンセルは完全に損失になるのでキャンセル料として半額に設定している。

しかしその際も、出来れば取りたくないので、延期をおすすめしている。延期されても

こちらは何も特にはならないけど、(自分が悪いとは言え)演奏しないでお金は出来れば

払いたくないだろうからねえ。

 

まあ、そうやってなるべくなるべくミュージシャン目線で考えていこうと思ってやって

いるんだけど、なんか高感度を上げようと思ってのいやらしい発言みたいになっちゃった

けど(笑)、まあ、こんなのは商売をやっている人は完全に当たり前のことだと思うんですよ。

 

 

ちょっとかなり残念な人に出会ってかなりヘコまされましたね。

 

 

素人だと思って、舐めて、足元を見て、ふっかけてきたのと、非は全てこちらに

あるように仕向ける姑息な手段を取る人でしたね。

 

まあ、前途したように、それでも人間は色んな方面から見ないとわからないので、

きっと良心の部分もあるんだろうけど、かなり基本的に捻じ曲がった部分が大きい

方だったようですね。

 

で、それは私個人の問題だからいいんですけど、その際にとても助けになっていただいた

人もいまして、大変感激しました。感謝しかないですね。

「あんなヤツに助け舟を出してやるのはイヤだ」って思われたらもちろん誰も

助けてくれないわけで、少なくともそう思われないように生きていかないとと思うわけです。

結局、現実的にお金もとても大事ですが、自分を肯定してくれる方と言うのはとても

大きな財産だと思いますね。

 

自分もこんな大変な事案ではないですが、頼まれごとはよくされます。

自分で役に立つならかなり動きますが、やっぱり、人間なので「あいつには協力したく

ないな」って思ったらちょっと躊躇するかも知れないもんね。

 

 

義理人情ってきっと古い言葉だと思うんですよ。

若い人にはあまりピンとこないかも知れない。

でも全ての基本はそれで動いているんじゃないかと思うくらい大事なことじゃないかと

思うんだよね。

日本のとてもいい部分じゃないかと思う。損得だけで動くんじゃないというかね。

 

こう言う商売をやっているとクライアントさんは自由だから、多少、悲しい出来事も

あるし、11年もやっていれば組織として(そんな大げさなものじゃないけど)多少の

行き違いもある。

だけど、結局根底にあるのは義理人情かなあ・・・と思ってもいるんだけど、

まあ、もうちょっとライトな関係の方が今の時代にあっているのかな。

だからその辺は、あまりベタベタしないように気をつけてる(笑)。

それでも自分にかかわってくれている人たちには、全て仲間と思って義理人情を

出して行きたいと思っていますよ(笑)。


林 修先生

2015-03-17 | 日記

「今でしょ!」

いまさらこの人の話題を出すのはそれこそ「今ではないでしょ!」なんだけど、

別にこの人のことを書きたいわけじゃない。

確かにこの人はとてもスマートで頭もよく、常識人で、空気も読めるし、人の意見も

聞けるし、話やギャグもなかなかおもしろいし、知識と常識のある大人として好印象を

持たれているのは確か。

多分、8割くらいはあっていると思う。

 

 

で、予備校の先生になろうとして、努力して、職についた。

情熱を持って教えて、(多分)意図しなかったけど名物教師みたいになった。

面白いということでCMに出るようにオファーがきた。

急に人気が出た。

TV番組に出ないか?とさらにオファーが来た。

始め本人は断っていたが、熟考の末、タレント(かな?)になることを決める。

今も予備校で教えてるのかどうかは知らないけど、主にTV番組への出演が主な仕事かな。

まさに180度近く、仕事、及びまわりの環境、人生などが急転回して自分が当初、

意図していなかった方向に進んでいると思われる。

 

幸せかどうかはわからないけど、今も続けているということは、納得して気に入って

いるんだろう。

 

ここで、今回、言いたいことは、予備校の講師になるところまでは、自分でそうしようと

思って人生を進めてきたわけだ。結婚も(いつしたかは知らないけど)、タレントになる前に

しているよね。これも自分で計画して進めたはず。

その後、急に人気が出て、自分で意図せず、TVタレントになる努力も何もしないで、

一気にTV出演、元からの人柄や知識もあり、人気タレントとなる。

 

かたや何十年も、役者になりたい、芸人になりたい、ミュージシャンになりたい、と

願い努力してもいまだつかめない人もたくさんいる。

 

このことを話し出すと、むなしくなってしまうのは必至なんだけど(笑)、それでも

この林先生の、予備校で人気が出るまでは納得できるんだけど、そのあとの

サクセスストーリー(?と言えるかどうかは考え方次第なんだけど)に至っては

まるで本人が意図したことではなく、計画したことではなく、周りからもたらされた

部分が大きいと思うんだよね。

 

この部分は一体なんなのか?

 

もっと言っちゃうと、高校の夏休みに、地方から原宿に遊びに来て、竹下通りを

歩いていたら、芸能プロダクションにスカウトされて、そのまま業界入り、人気

タレントになり、一生、スーパーのレジ打ちを経験することなく(レジ打ちは例えです、けなして

いるわけではありません)お金にも不自由しない人生を送る。

はたまた、友人がオーディションに応募するのに頼まれて、付き合いで自分も応募したら

自分が受かってしまった。もっと言うと、家族が自分に内緒でこっそりオーディションに応募して

それがきっかけで歌手になれた・・・。などなどこういった事例は枚挙に暇がない。

 

もちろん、だからと言ってこれが必ずしもサクセスストーリーで、幸せになれる、楽な

人生を送れる、とは限らないことも重々承知なんだけど、この ”人生が自分の努力とは

関係ナシに周りの動きによって180度変わってくる” と言う現象は一体、なんなのだろう?

と思うことはある。

 

まあ、それでもここまでドカンと人生が変わってしまうから、不思議と思うわけで、

いわゆる普通に暮らしていても、色んな奇跡や偶然、周りが動いてくれたり、

などが重なって人生は動いているんだけどね。