教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

気配りのススメ

2016-04-19 | 音楽的アドバイス

まあ、大したことではないんだけどね。

凄く小さいことだし、そもそも気づかないってことも多いので、

声高に言う気もないんだけど、ステージでリハでも本番でも

楽器をセッティングするでしょ。で、その時に、例えば

ドラムなんかだと、スネアやらタムなどにスタッフが

マイクを立てるよね。その時にね、ひざまずいてスネアに

顔を近づけてマイクの角度なんかを調整しているときに

ちょっとスネアを叩くのをやめて待ってもらえる余裕が

あるドラマーさんだと素敵かなあって、ただそれだけの

話なんだけど、楽器を演奏する人間だけに限らず、

何かそういう小さな部分に気付ける人ってスマートだし、

頭いいなあって思うなあ。

ギターアンプなんかにマイクを立てているときも同じ。

つまりは「今、大きな音を立てたら、この人の鼓膜に悪い

影響を与えそう、仕事が済むまでちょっと待っていよう」って

気づけるか、あるいは気遣いが出来るか。

 

もちろん、そうするべきと言っているんじゃないよ。

まずその前に、ライブハウスの仕事として、はいつくばって

ドラムやアンプのキャビネットの近くに耳を近づけてマイクを

立てることは当たり前の仕事なんで、耳を守りたければ、

自分で気を付けるのが当然。演者にはなんの責任もない。

好きなように音を出してよろしい。

 

しかるに、そこで、「あれ?今、スタッフが危険な位置にいる(笑)、

こりゃ、いま少し音を出すのをやめておこう」とあの戦場のような

ステージ上で気づけるか否か。

 

急いで色々セッティングしなければいけないのはわかるけど、

そのくらい心に余裕があると、落ち着いていい歌や演奏が出来る

かもよ。