松田優作主演「処刑遊戯」
一連の松田優作主演作品は好きなんですが、そのお話では
ないです。
たまたま観ながら書いているだけです。
”かっこいいか、かっこ悪いか”
究極を言ってしまえば、自分はこれだけを基準に生きている気がする(笑)。
女子みたいね。かわいいかかわいくないかの二択(笑)。
この松田優作と言う人も、自分の美学を貫いた人だと思うし、昔の
俳優さんはこういう人は多かったと思うよね。
まあ、一言で”かっこいい”と言っても何もルックスがいいとかの
外見だけではなく、いや、確かにそれが一番わかりやすく大事なんだが、
それより”かっこをつけているか””自分の美学を持っているか”が大事
かなあと思う。
松田優作も顔だけ切り取って見たら、まあ悪くはないけどハンサムかと
言われれば目も小さいし(笑)、そんなでもないかも知れないんだけど、
画面の中で観るとやはりすごくかっこいい。
そして私生活でもそれをなるべく貫こうとしていたように思う。
まあ、自分が松田優作と比べるなんでおこがましいのはわかって
いるけど、ほんの少しでもね、自分なりの美学は持って生きていきたいなと
思っているわけなんだけどね。
もちろん、この世知辛い世の中、そんな中二病みたいなことを言って
生きていけるほど甘くはないのもわかっているけどもさあ。
まあ、出来るだけね。
ステージもね、かっこいいかかっこ悪いか、あるいは、面白いか退屈か、
この二点はかなり比重が大きい。自分の中では。
ものすごくかっこよくてそれだけでお金が取れるならそれでいいとも思うし、
外見はイマイチでも楽曲が素晴らしくうっとりしてしまうならそれもOK。
極端な言い方だけど、基本エンターテイメントなので、要はお客さんが
熱狂すればいいのだ、と思っている。
モラルは大事だろうけども。
ステージ的に一番微妙なのは、”テクニック的にはうまいんだけど、
どうにも退屈”ってやつかなあ。曲がスリリングならいいんだけど、
曲的にはそれほど面白くないんだけど、演奏だけが難しいってやつを
延々とやられても観てる方は拷問に近くなっちゃうかなあってね。
まあ、でも今の若い子達はあまりそういったことは考えない場合が
多いかな。”かっこいいか悪いか”より”自分が楽しいか””自分が楽かどうか”の
方が優先する場合が多いかな。
疲れるからね、自分なりの美学だのルールだのを考えていると(笑)。
俺だって暑い時はステテコみたいな半ズボン履きたいよ(笑)。
サンダルの方が楽でしょうよ。髪も短い方が楽だよ。冬だって革ジャンより
ユニクロのダウンジャケットの方が暖かいよ。
でもねえ、子供のころからそうやって育っちゃったからなあ。
野球帽なんて絶対にかぶりたくなかったなあ。
まあ、オススメはしないけどね。でもそうやってやせ我慢して生活している人、
魅力的じゃない?自分のことじゃなくてそういう人を見ると親近感がわく(笑)。
たまに自分を見ているみたいで恥ずかしい時もあるけど(笑)。
何にも気にせず、本能のままに生きてみたいと思う時も多いけどねえ(笑)。
どうにも何かかっこつけていないと、いけない気がして。
でも逆を言えば、何かかっこつけていないと、自信が持てないだけで、
裸の自分で勝負できないからってことなんで偉いわけでもなんでもないんだけど。
それにしても処刑遊戯は、リリィが演技がヘタ過ぎる(笑)。