評判が良かったですね、この映画。
自分の感想としては、良い映画だと思うのでお勧めできると
思いますが、ゴジラは少々わき役、主人公二人の物語、と
言ったところでしょうか。
個人的な感想をもっと言えば、演出が自分的には苦手。
セリフ回しとか。いやに幼いと言うか若いと言うか。怪獣映画だからいいのか?
全体に少年ジャンプ的な演出、展開が過ぎる。
脚本は悪くないと思うけど、ほぼ想像できる。
最後の脱出、途中で亡くなったと思われる主人公は生きてると
言うのも想像通り。
純はやっぱり純だし(笑)。いや、三丁目の夕日に近いか(笑)。
絵的にはさすが最近は凄いですね。
ただ、着ている服や帽子などいかにも新品ですって感じのも
チラホラ見えてあの時代にそんなに型崩れしていないものを身に着けて
いるのも少々興ざめ。
それと最近の怪獣映画はどうしてもリアルを追求しないといけないので
仕方ないのですが、そもそもゴジラが街を壊す意味がやや不透明。
怪獣一匹だと難しいんですよね。
これが2頭いるとガメラ対バルゴンのように動物的敵対本能で
戦うと言う大義名分が出来るのと、ギャオスの様に人間の血を吸う、
宇宙からの侵略など、分かりやすい意味があれば別なんですけどね。
昔のようにそれほどリアルを追求しなければ気にならないんだけど、
最近はどうしてもリアルにしないといけないみたいで難しいですね。
またいつも思っていたんですが海にゴジラが立つ(浮かぶ)シーンが
不自然に感じる。
立ち泳ぎしてんのかな?(笑)。
1954年の一作目もヒューマンドラマの部分も大きかったので
今作もいいとは思いますが、とにかく主人公二人の映画ですね。
良い作品だと思いますが、演出、セリフ回し等が苦手でした。