LifeGuardのレコーディング、絶賛録音中!
ほぼ2週間かけて8曲、ミックスまで含めるともう少しかかるかも知れないけど、いい物を作るために努力中!
ドラムはすでにサクっと終了。ベースも今日終わりました。結構ナーバスになってた、ヒロ君。
ボブのギターも残りがあと少し。意外にリズムが甘いことが判明(笑)でも相変わらずいいギターを弾くね。
ファイアーバード、炸裂してますよ!
今日は10時間もやっていたのでさすがに疲れたね。精神的にも疲れるし、腰も痛くなるね。
楽しいけどね。緊張もするから大変だけど、でも充実してるね。色々な要求に答えるのも自分の勉強に
なるし・・・。アレンジについて相談されたりするし・・。音色や定位について、ギターを1本にするか2本に
するか・・など、経験をもとに「それだと抜けない」とか「定位が不自然」とかアドバイスもするんだけど、
好みの音像もあるからね。その辺はクライアントの満足するように。
難しいのは今の録音って聞きやすいように、音の大小がなるべく少なくなるように作られているんだよね。
クラッシック音楽とは正反対でダイナミクスをなるべく少なく、小さい音はなるべく大きく、大きい音はなるべく
小さく・・・って、つまりコンプで飛び出ている所を揃えたりマキシマイザーで差をなくしたりするんだけど、
バンド演奏って必ずしもそうじゃないからね。個人がせっかく表情をつけて歌ったり、弾いたりしたものを、
わざわざ音量を一定にする一見矛盾する作業をしたりするんだ。それをしないと聞きにくいので、そういうトリートメントも
しないといけないんだよね。一昔前のCDってちょっと聞きにくいでしょう?イントロのギターだけのところがすごく
小さくて聞こえなかったり。今、市販されているのはあまりそういうのないよね。ま、でも最近はヘッドフォンで
聞く人も増えているのでスピーカー観賞ほど聞きにくいって現象はないかもしれないけど、でもやっぱりどこを
聞いても聞きやすいように一定に仕上げる作業は必要。それと音圧だよね。音圧競争ってのもあるくらいだからさ。
あんまり好きではないけど、ショボイ音ではやっぱりね。ある程度は迫力ないと・・ロックだし(笑)
ただどうしても無理な行為をしているので不自然にならないように気を付けないといけないので、その辺の
さじ加減が難しい。あるいはフェーダー操作などでなんとかごまかす。
エフェクター的なリクエストも楽しいね。「フランジャーを・・」とか「リバーブを」などわかりやすいのももちろん、
抽象的なリクエストに答えるのも醍醐味。「そう!そんな感じ!」って言ってもらえるとすごくうれしい。
「海の底にいる感じ・・」とか「目が回る感じ」とかリクエストされてエフェクトを探すのも楽しいし、
トラックを複製してそれを利用して・・とかアイディアを練るのも楽しい。難しいけどさ。
わざとノイズを入れて汚す・・とかね。
それと生楽器はマイクの距離も大事だよね。基本オンマイクの方が扱いやすいので好きだけど、「どういう音に
仕上げたいか」によって距離が変わる。これも経験ですな。クライアントの説明の仕方で察しをつけることが
大事(笑)アーティスト側は別に録音に興味がある人ばかりではないからね。「オンマイクとオフマイクと
どっちがいいの?」なんて聞いてもちんぷんかんぷんの人のほうが多いはずだし。
アコギなんかもそうだよ。インスト系でリバーブ大目、ハーモニクス多様・・・なんて人はどう考えても
ラインでプリアンプ使用、がおすすめだし、「ジャリジャリした音がいいんですけど・・・」なんて言う
シンガーソングライター系は、内臓マイクではなくホールの外からコンデンサーマイクで録ったほうがいいだろうし・・。
打楽器もそうだね。狙った音に仕上げるにはあとでEQやコンプ、リバーブに頼るより、マイクの種類、
距離を適切にしたほうがずっと楽。ただクライアントにはあんまり関係ないからね。それをどんなに
マイクを立てにくい状況だろうと、素早く適切に対処しなければならない(苦笑)。あと自分のレコではないから
何度も録音をし直すわけにもいけないのでこれも最短で決めなければならない。
さて明日もがんばるぞー!
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