だめだ・・・。
やっぱりどうもコンプレッサーとの相性が良くない・・・。
もちろんコンプが悪いわけじゃない。
設定がひどすぎるわけでもない(と思う)。
まあ、当たり前なんだけどさ、薄くかけても「これ以上は出しませんよ」って言う
リミッターがかかるわけで、何かアンプとベースの間に壁があるように感じて
しまう。
「ここぞ!」って言う出したいときにブレーキがかかると言うか・・・。
でも逆に1弦や2弦の「ここ、引っ込み気味なんだよなあ」って部分は補正されて
すごく便利。
いいとこ取りはなかなか出来ないもんだなあ。
特にピックで弾くんでアタックがつぶれがちになるねえ・・・。
アタックを逃がせるコンプもなあ・・・。それだと必要ないんじゃないかとも
思っちゃうし(苦笑
この矛盾。
レコーディングはまったく問題ないんだけど。
バンドで演奏した際に、ロック系だとガツンとバスドラと一緒に出したいときに
ちょっと気持ちよくないと言うか。
結局、今はまたこうなりましたが、わかりません。
こんなことが一生続きます。ミュージシャンは。普通の人からみたらハナクソみたいな
ことで悩んでます。
WildStompはいい感じに音がまとまって前に出てくる感じですね。
入れないでノーエフェクターもありだけどね。
最近、あまり色んなことをしないほうがいいんじゃないかって気がしてきた。
それこそシールド一本とかね。シールド一本ってのは本当に一本ってことで、
間にAB/BOXとかチューナーとか、音を加工しないEFをもかまさない。
これだけでもかなり違うんだよねえ。
もちろんワイヤレスを使っている時点で違っているんで、あまり偉そうなことは
言えないんだけど。
ちょっと前のベースマガジンで、岡野ハジメさんの記事があって、
あの人も相当のベースフェチなんだけど(多分)、とどのつまり、抜けてくる
ベースの音ってのは簡単で、倍音やハーモニスクの音があまり出ていないほうが
いいんじゃないかって言っていて、俺も結局それなんじゃないかってずっと思っていて・・・。
ちょっと語弊があるかも知れないけど、なんと言うか440ヘルツのA音を弾いた際に、
倍音の出方とか、同時に5度のE音とか、たくさん鳴っている方がきらびやかで良い音に
聞こえがちなんだけど、それだとバンド演奏などの際に音が散っちゃって、肝心のA音が
聞こえない可能性が高いんじゃないかって言う話をしていて、わかるなあって思ってね。
Aを構成しているたくさんの音より440ヘルツのAしか要らないと言うか。
880ヘルツは出ていないほうがいいんじゃないかと言うか。(不可能だろうけど)
その手の科学的なこと(?)には素人なんで理論的に間違っているかもしれないけど、
なんとなく言っている意味、わかるでしょ?
いわゆるハイエンドベースって確かに素晴らしくって、ベースだけで弾いた際に、上から下まで、
しっかり鳴っていていい音に感じるし、実際そうなんだけど、ロックバンドの中だと以外に
散っちゃって音程が聞き取れない場合があると言うか・・・。
個人的な意見だけど、オールドのフェンダーベースがいい、と言う都市伝説は
結局そこが大きいんじゃないかと。
枯れた音、とかよく言われるけど、結局のところ、たくさんの情報量と言うわけではなく、
出て欲しいところだけが、年月も経って弾き込んでいくうちに木が鳴ってよく出てきている・・・
んじゃないかと。なぜそうなるかはわからないんだけど・・・。
逆に言うと今の楽器はなぜたくさんの情報量の音になってしまうのかってのもわからないん
だけどさ(笑)。
超低域から超高域までは別に必要ないし、不要なハーモニクス音もあまり無いほうが
いいんじゃないか・・・と。
まあ、演奏する音楽にもよるってのも大きいけどね。
情報量が多い楽器ってのは悪いわけでもなく、明らかに素晴らしい音なわけで、それを
きちんと聞こえさせることが出来るかどうかって話なんだけど、爆音のロックバンド、
ディストーションギターのバンドなどでは向いていないんじゃないかと言う話なんだけどさ。
フュージョン系や歌物ではハイエンドベースの情報量の多いベースの、シルクのような
なめらかできらびやかで低音も高音も豊かなベースの音がきちんと聞ける場合が
多いよね。
とは言え、どんな音が出る楽器でも弾き手が変わればそれなりにきちんと聞こえるってのも
これまた事実だとは思うけどね。
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