今週、私は夏休み。と言うことで野暮用で一人大阪へ行きました。取りあえず今日のランチで更新です。大阪と言うと今までは梅田など観光客の行くような場所でしたが今回はちょっとディープな大阪です。伺ったのは天五にある鰻の専門店、魚伊(うおい)天五店さん。慶応三年(1867年)創業と言う老舗の鰻屋さんの支店です。
最寄駅は大阪地下鉄の天神橋筋六丁目駅、略して天六と呼びます。そしてこのお店がある商店街は天神橋筋商店街で、南北2.6Km600店の日本一長いアーケード商店街とされています。この商店街は天神橋筋一丁目から六丁目まで続き、それぞれ天一、天二、...天五、天六などと呼ばれます。東京の商店街と比較するとすれば、同じアーケード街である点から武蔵小山商店街になるでしょう。
上の写真の最初の2枚は天六側の入口から商店街を見た所。味もそっけもないアーチですが、アーケード街が一直線に続いているのが見て取れます。でも道幅が広いのは入口だけですぐに狭くなっているのもよくわかります。後の2枚は天二辺りの交差点のアーチ。こちらは大阪天満宮も近く、天神様をイメージしたのでしょうか、大きな人形が配された立派なアーチとなっています。でも商店街として最も栄えているのは天六から天五の環状線天満駅辺りぐらいでしょうか。
今日は開店の11時を30分ほど過ぎた頃に入店。外観からもわかる通り間口は狭いが奥行きのある、よく商店街にあるタイプですね。店頭で持帰りの鰻弁当なども販売しています。入口を入ると右手に階段、左手にはカウンターが5席ですが、カウンターの前は壁。一階の座席はこのカウンター5席のみ。グループのお客様は二階に案内されていたので、おそらく座敷席があるものと思われます。
店の奥は厨房で、ガラス越しに鰻を焼いている所が良く見えるようになっています。鰻の頭が付いたまま串に刺して焼かれているので腹開きになっているのがよくわかります。関東の鰻は背開きです。カウンターの前の壁には札が掲げられ、本日の鰻は愛媛産となっていました。
私が入った時点でカウンターは満席でしたが、すぐに1席が空いてそこに滑り込む事ができました。私の後からもどんどんお客様が入って、食べ終わって出る頃には店の中も外にも行列です。繁盛店ですねえ。
ほとんど鰻関連のみのメニューです。うな重は3種類あって、ただのうな重が鰻2/5尾で\1,750-、うな重(上)は鰻2/3尾で\2,550-、うな重(特上)は鰻1尾分で\3,700-となっています。いずれも肝吸い、香の物付き。うな重とう巻、またはうざく、またはとろろとのセットもあります。鰻関連のメニューでは八幡巻や山椒煮が珍しい所でしょうか。
私がお願いしたのはうな重・う巻セットの上\3,050-。うな重(上)とう巻(小)、肝吸い、香の物のセットです。お願いしてから15分ぐらいで意外と早く供されました。このうなぎは特徴的です。表面はカリッとしていて中はフワッ。蒸すことなく炭火で焼き上げられただけの鰻と言うのがストレートに伝わります。タレは醤油も濃くなく甘さもそれほどなく、関東の濃厚なタレに比べるとアッサリめ。でもこれが蒸さないで焼上げられただけの鰻と合う気がします。関東のフワトロの鰻とはまた違った味わいですが、こちらもおいしいですね。
う巻は小とのことですが、うな重と一予に食べると思えばなかなかの大きさ。ただし、中は鰻の蒲焼を刻んだもの。ちょっと鰻の風味には乏しいかな。玉子焼は出汁の良く効いた出汁巻玉子でフワフワ。おいしいです。値段を考えれば致し方無しと言った所でしょうね。肝吸いの具は肝に麩、三つ葉。まあ普通ですね。香の物は奈良漬が付いてくる所がうれしいです。
関東風の鰻とはまた違った関西風の鰻を堪能した真夏の大阪のランチでした。
店舗情報:
魚伊(うおい)天五店
大阪市北区天神橋5-5-5
06-6882-3547
堺筋線/谷町線 天六駅を出て天神橋筋商店街へ。商店街を天五(環状線天満駅)方面へしばらく行った左側。店の前の大きな鰻の看板が目印。
2014年8月14日(木)
最寄駅は大阪地下鉄の天神橋筋六丁目駅、略して天六と呼びます。そしてこのお店がある商店街は天神橋筋商店街で、南北2.6Km600店の日本一長いアーケード商店街とされています。この商店街は天神橋筋一丁目から六丁目まで続き、それぞれ天一、天二、...天五、天六などと呼ばれます。東京の商店街と比較するとすれば、同じアーケード街である点から武蔵小山商店街になるでしょう。
上の写真の最初の2枚は天六側の入口から商店街を見た所。味もそっけもないアーチですが、アーケード街が一直線に続いているのが見て取れます。でも道幅が広いのは入口だけですぐに狭くなっているのもよくわかります。後の2枚は天二辺りの交差点のアーチ。こちらは大阪天満宮も近く、天神様をイメージしたのでしょうか、大きな人形が配された立派なアーチとなっています。でも商店街として最も栄えているのは天六から天五の環状線天満駅辺りぐらいでしょうか。
今日は開店の11時を30分ほど過ぎた頃に入店。外観からもわかる通り間口は狭いが奥行きのある、よく商店街にあるタイプですね。店頭で持帰りの鰻弁当なども販売しています。入口を入ると右手に階段、左手にはカウンターが5席ですが、カウンターの前は壁。一階の座席はこのカウンター5席のみ。グループのお客様は二階に案内されていたので、おそらく座敷席があるものと思われます。
店の奥は厨房で、ガラス越しに鰻を焼いている所が良く見えるようになっています。鰻の頭が付いたまま串に刺して焼かれているので腹開きになっているのがよくわかります。関東の鰻は背開きです。カウンターの前の壁には札が掲げられ、本日の鰻は愛媛産となっていました。
私が入った時点でカウンターは満席でしたが、すぐに1席が空いてそこに滑り込む事ができました。私の後からもどんどんお客様が入って、食べ終わって出る頃には店の中も外にも行列です。繁盛店ですねえ。
ほとんど鰻関連のみのメニューです。うな重は3種類あって、ただのうな重が鰻2/5尾で\1,750-、うな重(上)は鰻2/3尾で\2,550-、うな重(特上)は鰻1尾分で\3,700-となっています。いずれも肝吸い、香の物付き。うな重とう巻、またはうざく、またはとろろとのセットもあります。鰻関連のメニューでは八幡巻や山椒煮が珍しい所でしょうか。
私がお願いしたのはうな重・う巻セットの上\3,050-。うな重(上)とう巻(小)、肝吸い、香の物のセットです。お願いしてから15分ぐらいで意外と早く供されました。このうなぎは特徴的です。表面はカリッとしていて中はフワッ。蒸すことなく炭火で焼き上げられただけの鰻と言うのがストレートに伝わります。タレは醤油も濃くなく甘さもそれほどなく、関東の濃厚なタレに比べるとアッサリめ。でもこれが蒸さないで焼上げられただけの鰻と合う気がします。関東のフワトロの鰻とはまた違った味わいですが、こちらもおいしいですね。
う巻は小とのことですが、うな重と一予に食べると思えばなかなかの大きさ。ただし、中は鰻の蒲焼を刻んだもの。ちょっと鰻の風味には乏しいかな。玉子焼は出汁の良く効いた出汁巻玉子でフワフワ。おいしいです。値段を考えれば致し方無しと言った所でしょうね。肝吸いの具は肝に麩、三つ葉。まあ普通ですね。香の物は奈良漬が付いてくる所がうれしいです。
関東風の鰻とはまた違った関西風の鰻を堪能した真夏の大阪のランチでした。
店舗情報:
魚伊(うおい)天五店
大阪市北区天神橋5-5-5
06-6882-3547
堺筋線/谷町線 天六駅を出て天神橋筋商店街へ。商店街を天五(環状線天満駅)方面へしばらく行った左側。店の前の大きな鰻の看板が目印。
2014年8月14日(木)