一昨日、イオンタウン名取にある映画館で「殿、利息でござる!」を見てきました。
宮城県内で5月7日先行公開をしたものです。一般公開は5月14日。
テレビコマーシャルで流されていて、五輪金メダリストの羽生結弦君が藩主役で
出演していることもあります。
解説
江戸時代中期の仙台藩吉岡宿が舞台の実話で、年貢の取り立てや労役で疲弊した宿場町を
救うため、藩に金を貸して毎年の利息を地域の住民に配る「宿場救済計画」に尽力する人々の
姿を描く。
町の行く末を案じる主人公を、時代劇初主演の阿部サダヲが演じるほか、瑛太、妻夫木聡という
実力派が出演している。
あらすじ
江戸中期、財政の逼迫した仙台藩が領民へ重税を課したことで破産や夜逃げが続出し、小さな
宿場町・吉岡宿は困窮し切っていた。
このままではダメだと考える商人・穀田屋十三郎(阿部サダヲ)と同志たちは、藩に金を貸し
付け毎年の利息を住民に配る「宿場救済計画」を考えつく。
町の存続を図るため、前代未聞の金貸し事業を成功させるべく、彼らは私財を投げ打ち……。
「殿、利息でござる!」HPから
江戸時代中期、宮城県仙台市の北方の仙台藩吉岡宿が舞台です。
よく、伊達藩という人がいますが、間違いです。
仙台藩、仙台領が正解で、藩主は伊達氏です。
仙台藩、第7代藩主、伊達重村の時の実話です。
領民からの訴状を肝入、大肝入、代官、経由で出入司、奉行が吟味する。
奉行が3名(?)いて、吟味の結果、訴状は却下された。
奉行の一人の家紋が二ツ巴であった。二ツ巴は、柴田氏の家紋である。
柴田氏の家紋は「右二ツ巴」
柴田氏は代々仙台藩では奉行職でした。
【奉行】仙台藩の藩政執行の最高責任者。他藩の家老にあたる。藩主を補佐し、諸役人を選出し、
藩政一般を総括する。忠宗の時に定員を六人とし、二人は江戸詰、四人は仙台詰で、そのうち
二人は在郷休息と定めたが、後に定員はなくなり、三人から七人程度となった。
【出入司:しゅつにゅうづかさ】藩財政をつかさどる役。はじめ三人、のち五人となり、江戸
時代の中・後期では定員がなく、三人から六、七人のこともある。
(出典:仙台郷土研究会編 新版仙台藩歴史用語辞典)
最後に配役が出たので確認したら
奉行、柴田 **** (俳優の名前は忘れた)
第七代藩主伊達重村の時代の柴田家の当主は
第10代の柴田成義です。
柴田家の菩提寺・大光寺にある柴田成義の墓石
しばたの郷土館でこの映画で奉行、柴田氏が出たことを話したら
映画の製作会社から昨年、柴田氏の家紋の問い合わせがあったという。