昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

秋の榮山寺(下)

2010-11-25 | 歴史・文化遺産
奈良盆地から南へ一つ山を越えて、吉野川の谷沿いで、目立たない古刹榮山寺の国宝の一つに、八角円堂があります。




法隆寺の夢殿の八角型と同じ造りだそうです。ただ違うところは、中の須弥壇が四角形であるところが違っています。




少し暗いですが天蓋の部分とか、柱とか、一分の隙間のないほど、極彩色で埋められていたようです。



4本立つ柱は八角柱で、極彩色の絵の一部が僅かに残っています。寺ではそれを写真に撮って展示していました。

 柱が、縦にひび割れをしていますが、人物の絵があります。下の写真が展示されている物です。手の表情など素晴らしいですね。






展示されていた柱の写真です。見事な柔らかい線ですね。笛を吹いています。






右を向いて笛を吹いています。ここまで剥げ落ちると痛々しいですね。



拡大してみます。



手に何かを持って、踊っているようですね。




これはちょっと訳がわかりませんが、衣服の絵が残っているようです。華麗な色彩と、丁寧な筆遣いが見られます。




ドウダンツツジが色づいてきました。