昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

お水取り(修二会)③

2012-03-15 | 歴史・文化遺産
 午後7時30分から始まるお松明の焚きあげを待って、4時ごろから人は集まってくる。

梅が満開になっている境内を散策したり、講中の人は座敷で布団にもぐったりしてその時を待ちます。

二月堂の横の軒に続く、屋根つきの石段を「お松明」は上がってきます。明るい昼間に見る軒下です。すでに一般の参詣客は途絶えています。

左手からお松明が上がってきてUターンして、表の回廊に出ていく場所です。




いよいよ始まりました。もともとは「お松明」は僧が参籠に向かう足元を照らす明かりであったと言う。

始めに先導する小さなお松明が3本が次々と階段を上がってきた。

松明を先導にしていた僧が入り口で「「案内を頼もう」と声を上げている。






小さなお松明も、そのまま本堂の中に入って行った(右)。
 






いよいよ、本番の大きな「お松明」が、階段を上がってきた。







籠松明は大きくて重そうである。火の粉が散る中で素足ですね、これは修行ですね。







ここで「お松明」はUターンします。火の粉を踏まないように…。






時計回りですね。








本堂の回廊の方に向きました。







長い竹の棒ですね。火の塊が落ちました。これだけ火に近いと熱さもかなりなものでしょう。








表の回廊に向かって勢いをつけて走り始めます。すると、火勢が一段と強くなります。







少し年配の人のようです。大きな火が熱いのも修業と頑張っているのかも知れませんね。

左:階段を上がってきたところ。            右:立ち止まって息をついているような気配です。