昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

浄瑠璃寺(九体仏寺)②

2012-03-29 | 歴史・文化遺産
 やがて、浄瑠璃寺の三重塔の先端が塀越しに見えてきた

紅白の梅が満開の向こうに、塔の九輪が浮かび上がってきました。




山門から、浄土の庭が見えます。最も初期の仏教思想に基づく浄土(極楽=あの世)が、ここに具現されていると言う。





東の三重塔には薬師如来が安置され、東方浄土の教主、で現実の苦悩を救い、目標の西方浄土へ送り出す仏と言います。

西の本堂には九体阿弥陀仏が安置されています。阿弥陀仏は西方未来の理想郷である楽土(極楽の世界)へ迎えようと言う世界が再現されている。

中央の宝池を越えて、東方の薬師如来から西の阿弥陀如来の方向が見られます。








早春の浄土庭園です。





東の太陽が昇る方向には薬師如来が居ます三重塔。





創建当時のままの姿で残る浄瑠璃寺である。






西の彼岸の地にある九体仏堂から、東の浄瑠璃浄土の塔を見ます。
 




夕陽に映える塔が写る宝池は、ここが浄土である事を現わしているような…。ここから蜘蛛の糸でも垂らしますか。





九体の阿弥陀が居座る本堂です。