被災地の話題も、いつまでもマスコミが取り上げてくれるわけもなく、取り上げの頻度も徐々に減ってくる。取り上げの頻度が減ってくるとボランティアの参加者も減ってくる。しかも、これから暑くなる。暑くなると、ますますボランティアの数は減ってくる。だが、ボランティアの本番は夏だ。
いったんは秋になれば涼しくなるだろうが、東北地方のことである。涼しくなればあっというまに寒い冬がやってくる。そうなれば、いくらボランティアが来ても寒くて作業ははかどらない。物理的に条件が悪くなる。だから、暑くても今やらなければいけないと思うのだ。冬が来るまでに残された時間はあまりない。
また、夏がボランティアにとって好条件なのは、野宿しても大丈夫だからだ。確かに虫や蚊はいるかもしれないが、命に関わることはない。これが寒さだと、命に関わる。蚊取り線香か虫よけスプレーがあればOK。熱中症になったら大変だから、その辺の準備さえ怠らなければあとは大丈夫。
場所にもよるが、水はかなり復旧しているし、自動販売機もあちこち稼働している。飲食業の皆さんも営業している。募金もいいかもしれないが、なかなか被災者にいきわたらないようだ。肉体労働はゴム長靴とボランティア保険さえあれば何とかなる。適当に交通手段を確保して、老若男女がんがん東北に行くべし。