美味徒然 トロワサージュで…

飯田橋に移転したトロワサージュのソムリエが綴る
フレンス料理、ワイン、洋食にまつわるetc

美味しく熟成しました!

2013-10-28 | ワイン

 

飯田橋のトロワサージュです。

 

 

セラー内の温度は16度、湿度は73%…良い感じです。

 

ワインが届いてから、最低でも1週間。できれば半月以上は寝かせてからお出ししています。

気のせいだと言われるかもしれませんが、絶対に味が違うのですよ。

 

このセラーのおかげで、ストレス無しでワインの仕入れができます。

掘り出し物を逃さずに買えるのが、最高に幸せ。

何年後かを楽しみにワインを買えるのは、もっと幸せ。

 

ちなみに今のお気に入りは、

ブルゴーニュなのにシャルドネではない白ワイン。

ピノ・ブーロと言う品種です。アルザスではピノ・グリと言います。

とっても綺麗に熟成していて、儚げな花梨の風味の後味にうっとりします。瓶も独特。

 

もう1つ

ミネルボワの2006年の赤ワイン。

シラーとグルナッシュのブレンドで、ほどよく野性的なフルボディが

歳を経て、葉巻の風味のダンディに変身。穏やかに旨味たっぷり。

 

せっかくトロワサージュを選んで来て戴いたのだから、美味く熟成した飲み頃ワインを飲んで 戴きたく…頑張って探します! 

 


おむすび

2013-10-28 | グルメ

飯田橋のトロワサージュです。

今回はお店の料理とは関係ない話です。

朝の連ドラを見ていたら「おむすび」と言うフレーズが…。最近は「おにぎり」と言う方が圧倒的に多いような気がしていたので、ハッとしました。

どちらが正しい呼び方なのか?諸説あるそうなのですが、三角にしたものを「おむすび」。他の形は「おにぎり」と呼ぶのが正しいようです。古事記によると三角を「産霊(むすび)」、丸を「握飯(にぎりいい)」として区別しています。そして三角むすびは「神様」にお供えされていました。「産霊」とは、あらゆる命を生み出すという意味です。 

なぜ三角か…? 昔の日本人にとって、山は米を作るために欠かせない水を産み出す神聖な場所。山の頂きには神様が宿ると信じられていました。 だから神様をあがめて三角形のお供え物にして、そのおむすびを食べる事で神様の力を頂いていたそうです。

また西日本では「おにぎり」、東日本では「おむすび」と呼ぶというような地域性もあるようです。

私がまだ子供の頃、母と「おむすび」と「おにぎり」…どっちの呼び方が良いかね。と話したことを思い出しました。結論は…御縁も結ぶ気がするから「おむすび」が良いね。そんな母の「おむすび」は、 きれいな三角形で、とても優しい味でした。