飯田橋のトロワサージュです。
リー・ダニョ―とは、何ぞや?
リー・ド・ヴォーは、聞いたことがありますか?
…どちらも胸腺のことで、人間や他の哺乳類も子供の時には有している免疫細胞を作る臓器。成長と共に役目を終え小さくなり、無くなります。日本語ではシビレ、フランス語ではリー・ダニョー(仔羊)、英語ではスウィートブレットなんて呼ばれています。
和食では殆ど臓物は使わないので、聞いたことも見たことも無い方が多いかと思います。フランス人は大好き!ですねぇ。宗教感からなのか、食に貪欲なのか、食べれるところは全て食す勢いです。だから、様々な調理法があります。最近では焼肉屋さんでも色々な部位を見かけることもありますが、たれの味ばかりでつまらない。臓物料理はフレンチが面白い!
トロワサージュ…いろいろと懐深いです。
そうそう リー・ダニョ―ですが、ねっとりと滑らかな…白子のような口当たり、ミルキーでまったりとした味わいの後に仔羊の風味。ムニエルにしてまわりをカリッと仕上げます。仔牛だと甘めのソースでいきたいところですが、少し酸味を感じるケッパーのソースで召し上がって戴きましょう。
たまに、いらっしゃるのですよ。アラカルトで、臓物料理のみ召し上がる方。ちょっと恥ずかしそうに注文なさるのですが、そんな時私は 「うん。うん。お気持ちわかりますよ。」と、心の中でそっと呟きます。
詳しくはホームページを…。http://troissages.muse.bindsite.jp/