千葉県立市川昴吹奏楽部顧問だったの個人ブログ

元千葉県立高等学校吹奏楽顧問

九州熊本と大分の地震

2016-04-17 11:21:18 | 雑記

今日の天気は、風が強く、今にも雨が降り出しそうな天気です。

熊本では雨が降っているそうです。自然の驚異には改めて私達の無力を感じます。さらに災害が広がらないように祈るだけではなく、私達の知恵で、出来るだけ災害が少なくなるようにする必要があります。

地震については、天気予報のように目に見える気象を気象衛星や世界各地の気圧や降水量、海水の温度などのデータを地球的規模に集めて科学的に解明しつつあります。

 ところが、地震については、国立シンガポール大学の教授田村こうたろう氏が書かれているように現代の科学では地震は予知できません。地震学自体が他の科学と比べて歴史が浅い学問で、100年ほどの歴史しかないそうです。また本気で研究している国も日本やアメリカやイタリア等の地震国なので、科学に深みと広がりがないとも書かれています。地震予知と言われているものは周期説くらいしかありません。過去のサイクルを研究して「そろそろ周期にはいってますよ」というやつですよね。天気予報もかなり正確にできるようになったから、地震予知もできるようになるだろうとの見通しは甘いそうです。大気の動きよりよりはるかに複雑で、しかも見えない地中の破壊活動を、正確に分析するのは不可能に近いと言い切っています。

 気象庁は「これまでに前例のない広範囲で連続的な地震」と発表し、NHKは「これまでの経験が通用しない地震なので危険だと感じたら直ちに避難してください」と呼びかけている。

 ようするに気象庁もNHKも「想定外」な事が起こると言ってます。専門家達が前例がない地震と結論しています。私達にできることは二次災害を最小限に抑えることであります。その最優先事項は川内原発の緊急停止だと思います。

 福島原発が水素爆発をしたときから、いまだ持って心の奥に芽生えたおおきな不安。まだ解決出来ていない、見通しもたっていない。見通しが立てばこの不安は小さくなると思うが、川内原発に想定外な事が起こったらと思うと・・・・・

 福島原発の事件は、津波に対して電源OFFになった場合大変なことが起こるとの事前の指摘がありました。その指摘に答えてくれれば、今のようにはなってません。

 川内原発に対して、緊急停止を求める事に答え緊急停止をすれば、福島原発の事件の二の舞にならないと思います。

 少しでも、安全で安心な国を政治で作ってほしいと思います。

 石黒 耀 著 「死都日本」の小説を思い出す。この小説は霧島火山帯から始まりましたが、大火山列島に住む日本人としては、考えなくてはいけない事だと思います。