TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

「フラフラのすすめ」

2009年10月23日 | 読書日記
「フラフラのすすめ」 益川敏英 著 講談社
2008年にノーベル賞を受賞した益川氏の自伝的な本。
15歳の寺小屋というシリーズなので中高生向きに書かれた
中高生へのメッセージがたくさん盛り込まれていた。
テレビで見かけたような益川氏の人間性がとても滲み出ていた内容だった。
益川氏は小学生のときは宿題をやらない劣等生だったようだ。
しかし、図書館に通うつめるほど本はよく読んでいたそうだ。
中学生のときも授業中でも授業と関係のない本をよく読んでいたらしい。
後書きのところであまり早い時期に
人生の目標を設定する必要はありません、フラフラと迷いましょう、
大切なのは自分から第一歩を踏み出し、
その瞬間にいちばん重要と思われることに
全力でぶつかってみることですと書かれていた。
益川氏は自分の考えを強制するつもりはないと書かれていたように
ノーベル賞を獲るほどの偉業をされる方は考え方が偉大で
やっぱり自由人なのだろうと思った。
この本の中でエジソンやファーブルを例に挙げて
基礎力を鍛えることの大切さを示しておられたが、
益川氏の基礎力は本を読むことで
随分鍛えられていたのではないのだろうか。




コメント
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