映画円卓を見てきました。芦田愛菜ちゃんが初主役の映画でした。西加奈子さんの原作円卓の映画化作品です。映画館の場内は座席の7割から8割くらいは埋まっていました。小学生の目線での大阪を舞台に何ともない日常生活が綴られた映画でしたが、子供のころはこんな平凡な幸せな家庭で育つことが子供にとったら一番大切なことなんだろうなあと思いました。見終わってもしばらくほのぼの気分に浸れました。コッコを演じる愛菜ちゃんは小学3年生の設定でした。自分が小学3年生のときはどんなことを考えていて、どんなふうに生活していたかなあと何回も思い出しながらこの映画を鑑賞しました。この映画では、何回かカルピスを飲むシーンが出てきますが、自分が小学生のときもカルピスはいつでも冷蔵庫にある必需品だったですね。愛菜ちゃんが演じるコッコはそれほど裕福な家庭ではなさそうですが、祖父、祖母、父、母、3人の姉がみんな仲良くて、思いやりがあって、みんなコッコが大好きで、毎日、円卓を囲んでごはんを食べることができる幸せが平凡だけど、一番大切なことだとも思いました。愛菜ちゃんは本当に素晴らしい女優さんですね。こっこの家の隣に住む吃音の親友のぽっさん役の伊藤くんも素晴らしかったです。コッコの三つ子のお姉ちゃんがいつも大きなおにぎりをほおばるシーンは心が和みました。羽野晶紀さんのお母さんも、いしだあゆみさんのおばあちゃん、平幹二朗さんのおじいいさん、八嶋智人さんのとぼけたお父さんも素敵でした。夏休みに太陽の塔の後ろがいつも見えるところで両手に止まった自分の血を吸う蚊を採集するシーンなど、随所に子供の目線でしか思いもつかないことがこの映画では盛りだくさんに押し込まれていました。コッコが自分のこと以外に友達や家族やまわりの人のことをイマジンして、考えられるようになり、成長していく様が自然に描かれていて好感が持てる映画でした。
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