TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

十代のきみたちへ ぜひ読んでほしい憲法の本

2015年10月09日 | 読書日記
十代のきみたちへ ぜひ読んでほしい憲法の本 日野原重明 著 冨山房
今月104歳になられた医師の日野原氏が102歳のときに十代の子供たち向けに書かれた日本国憲法についての本です。日本国憲法がいのちを守る、いのちの泉のようなものであって、これほどしっかりとつくられた憲法は世の中のどこにもありませんと本の帯に書かれています。この本では、日本国憲法が作られた経緯、世界のさまざまな憲法、憲法改正をめぐる動きについてわかりやすく解説されていて、作者の考えが述べられています。この本を読んでいちばん印象に残ったのは、最後の第5章、きみたちにお願いしたいことです。この第5章では、人として生きるときに大切にしてほしいことがいくつか挙げられていますが、そのひとつひとつが人として生きていく上での普遍的で、基本的な事柄ばかりでした。104歳まで年を重ねて来られた方だからこそ、投げかけることができる重みのある言葉としてとても心に響きました。なぜ憲法を守らなければいけないのかという作者の切なる思いがこの第5章を読めばさらによくわかる内容になっていました。
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