TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

ワンダー

2015年10月22日 | 読書日記
ワンダー R.J.パラシオ 著 ほるぷ出版
全世界300万部の感動作と記載された本の帯に魅せられて読んでみました。420ページもある小説ですが、読みやすかったです。主人公のオーガストは、生まれつき顔に障害を持つ10歳の男の子です。彼が初めて学校に通うことになるお話です。主人公オーガスト、姉のヴィア、オーガストの友人のジャック、サマー、ヴィアの彼氏のジャスティン、友人のミランダの視点でそれぞれ、語られていて、それぞれの登場人物の立場や気持ちがリアルに伝わってきました。小説の中で、スターウォーズの登場人物がよく出てきました。スターウォーズを見たことがない私はちょっとわからないところもありましたが、見た方だったらもっとイメージがぴったりと想像できるんだろうなあと思いながら読みました。顔に障害を持つオーガストがゾンビやペスト菌のような扱いを受けたりと、学校などでよくあるいじめのシーンがたくさん出てきますが、オーガストや彼を取り巻く友人たちがそれぞれの問題をもがきながらクリアして成長していく姿がかっこよくて元気をもらえました。読み終えて感じたことはやっぱり心が通じ合う友達は宝物なのだということです。児童文学のコーナーに並べられている本ですが、大人でも十分読み応えがある小説なので、オススメです。
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