日本遥かなり 門田隆将 著 PHP研究所
イラン・イラク戦争、湾岸戦争、イエメン内戦、リビア動乱の際に現地に滞在されていた邦人の危機を克明に描いたノンフィクションです。明治時代に串本大島沖で遭難したエルトゥール号の地元の大島の住民の方々が救出された史実がこの本の冒頭に掲載されていました。この本を読むと、以前、映画海難1890を観たときのことを思い出しました。この映画の中で描かれていた内容はその史実を忠実に再現されていたのだなあと再認識しました。この本は図書館で予約して読んだ本でした。この本を読んでみたいなあと思ったきっかけは、この映画の後半に、当時のトルコの首相がイラン・イラク戦争で現地に取り残された邦人をトルコ航空で救助するのを決断されたシーンがちょっと不思議だなあと感じていたからでした。この本を読んだら、イランに取り残された邦人たちを救ってもらえるように当時のトルコの首相に尽力された日本人の方々のことがちゃんと掲載されていましたし、その尽力をされた日本人の方々とトルコの当時の首相との繋がりも克明に記載されていました。また、湾岸戦争で邦人たちを救出するのに手を差し伸べられたのも同じトルコの首相だったことも掲載されていました。明治時代のエルトゥール号遭難時の大島の村人たちの懸命の救助をされたときの人々の真心が時代を超えて人の心を動かす行いに繋がっているという事実は人が生きる上での真実を語っているように思えました。このイランでの邦人救出劇をこの映画で付け足した意味がこの本を読んだらより納得できたことが多かったです。この本は、海外で危機に直面された邦人を日本が国としてどう救出してくれるのかということを中心に記載されているのですが、国として人の命をどう守り、救うかということは日本という国がまさに直面している事実だと思いました。今日の真夜中に起こった九州の地震は多くの地域に甚大な被害を及ぼしているようで心配です。これ以上、被害が広まらないように願うばかりです。
イラン・イラク戦争、湾岸戦争、イエメン内戦、リビア動乱の際に現地に滞在されていた邦人の危機を克明に描いたノンフィクションです。明治時代に串本大島沖で遭難したエルトゥール号の地元の大島の住民の方々が救出された史実がこの本の冒頭に掲載されていました。この本を読むと、以前、映画海難1890を観たときのことを思い出しました。この映画の中で描かれていた内容はその史実を忠実に再現されていたのだなあと再認識しました。この本は図書館で予約して読んだ本でした。この本を読んでみたいなあと思ったきっかけは、この映画の後半に、当時のトルコの首相がイラン・イラク戦争で現地に取り残された邦人をトルコ航空で救助するのを決断されたシーンがちょっと不思議だなあと感じていたからでした。この本を読んだら、イランに取り残された邦人たちを救ってもらえるように当時のトルコの首相に尽力された日本人の方々のことがちゃんと掲載されていましたし、その尽力をされた日本人の方々とトルコの当時の首相との繋がりも克明に記載されていました。また、湾岸戦争で邦人たちを救出するのに手を差し伸べられたのも同じトルコの首相だったことも掲載されていました。明治時代のエルトゥール号遭難時の大島の村人たちの懸命の救助をされたときの人々の真心が時代を超えて人の心を動かす行いに繋がっているという事実は人が生きる上での真実を語っているように思えました。このイランでの邦人救出劇をこの映画で付け足した意味がこの本を読んだらより納得できたことが多かったです。この本は、海外で危機に直面された邦人を日本が国としてどう救出してくれるのかということを中心に記載されているのですが、国として人の命をどう守り、救うかということは日本という国がまさに直面している事実だと思いました。今日の真夜中に起こった九州の地震は多くの地域に甚大な被害を及ぼしているようで心配です。これ以上、被害が広まらないように願うばかりです。