TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

「いいこと」が起こる小さな習慣

2020年09月09日 | 読書日記

先日、職場に届いていた寄贈のPHPの小冊子を手に取る機会がありました。昔、一番最初に勤務していた職場でもこのPHPの小冊子が寄贈で送付されていて、読んだことがありました。20代前半のときでした。何が書かれていたか忘れてしまったのですが、感銘を受けたのだけは覚えていました。先日偶然手にしたのはPHPの最新号の10月号でした。「いいこと」が起こるようにと考えて行動していなくても自然にいいことが起こるような何気ない普段の行いや習慣について落語家の林家木久扇さんなどの著名人の方々がそのヒントを教えてくださっている特集コーナーに40年ぶりにまた感銘を受けました。

その感銘を受けた特集のコーナーで、特に印象に残ったひとつは、林家木久扇さんの「笑いのタネを自分でつくろう」というインタビューのコーナーでした。小学生の1年生のときに東京大空襲を経験され、本当に怖かったということが林家木久扇さんのその後の人生にいろいろな影響を及ぼされたと書かれていました。何回もいろいろなご病気を患われても東京大空襲のときの恐怖に比べたらなんでもないと思われたことや落語家になられ、地下鉄に乗っておられたときに、ある男性に「あなたは命の恩人です。」と言われたことも書かれていました。その男性は、いろいろと辛いことがあって自殺しようと車に乗られていたときに、木久扇さんの落語がラジオから流れてきて、それを聞いて、あまりにもおかしくて、自殺するのがバカらしくなってきてやめたことがあり、だから命の恩人なんだと目を潤ませて木久扇さんに話されたエピソードも書かれていました。「笑いは人を救います。つらいことがあっても、まずアハハハと笑ってみる。すると心が軽くなるし、楽しいことがたくさんやってくると思います。笑いって、いい運を呼ぶんですよ。笑うことが『いいこと』を起こす一番の秘訣です。」と語られていました。これを読んで、笑うことを習慣化することは日常生活ではやっぱり大事だなあと思いました。少し前の辛いときに自宅で吉本新喜劇を偶然見て、父と二人で大笑いしたことがありました。笑うとものすごく明るくなれて、そのときの辛い思いが一瞬でも吹っ飛んで行ったことがありました。自然に心からの笑いを誘うお仕事をされている方々が素晴らしいなあと思いますし、笑うことは生きる上で一生忘れてはいけないことのひとつなのだということを再考しました。

もうひとつ感銘を受けたのは、作家で写真家の有川真由美さんの「人間関係の畑を耕そう」のエッセイでした。自分の身に起こる「いいこと」の多くはいつもだれかが運んでくれるという内容で、その日に起こった小さな「いいこと」の多くは圧倒的に身近な人間関係のなかで起きていて、たとえば、レジやエレベータで知らない方に「お先にどうぞ」と譲ったり、「ゴミ、捨てましょうか」など、普段からのちょっとした「小さな貢献」をしたり、なにか恩恵を受けられたときには三割増しで「ありがとう」と感謝を伝えておられると、自然に「いいこと」がたくさん集まってくると書かれていました。これを読んで、その通りだなあと思いました。この前、職場の同僚がやけに優しく対応してくれたり助けてくれたことがありました。なぜかなあと思ったらそのずっと前に全く見返りを考えずにその同僚のためになったようなある「小さな貢献」を何度か過去にしていたことが、優しく対応してくれたり困っていたときに助けてくれたりとたくさんの「いいこと」に繋がっていたという一例なのだということなのでしょう。

「いいこと」はちょっとしたことでも嬉しくて元気になれたりする魔法があって、その「いいこと」が日常生活で心の栄養源にもなっていたりするのだろうなあと思います。心の持ち方や日頃のちょっとした行いで、日常生活が明るくなったりすることもあるというヒントをもらえたような本でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お荷物のお届けにあがりましたが

2020年09月09日 | ひとりごと

「お荷物のお届けにあがりましたが不在のため持ち帰りました。」というSNSのメールがスマホにまた届きました。リンクが貼ってあって、これをクリックするととんでもないことになるのでした。もう何回目でしょうか。何度もひっかからないからね。もしこんなメールが届いたらくれぐれもリンクをクリックされないようにご注意ください。届いたSNSのメールは削除できたらすぐに削除したほうがいいようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする