TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

阪急電車

2008年02月18日 | 読書日記
阪急電車 有川浩 著 
阪急今津線を背景にした乗り降りする乗客たちのほんわかする物語。
電車の中でこの小説のように見ず知らずの人々がこんなに会話を交わすのは
実際ではほとんどないことで小説ならではのことだろうが、
小説でないようなリアル感がしてとてもいい。すらすら読めた。
ここに出てくる乗客の中でも犬を飼う孫を連れたおばあさんは
凛としていてさすが阪急沿線の人っぽいと思った。
この沿線に住み、この電車で乗客をいつも観察していたのだろうなあ。
著者の観察眼がとても鋭いと感じた。
阪急線は関西地方でも洗練されたイメージがあるというかお上品な路線だと思う。
阪急今津線の風景がこの小説を読んでいるといかにものどかである様子が伝わってくる。
若いカップルたちの話もたくさん出てきたが若いってやっぱりいいなあと思った。
この小説を読むと楽しく、元気になれたように思う。



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