TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

閲覧履歴や検索履歴

2019年09月05日 | ひとりごと

インターネットで検索したり書店や買い物のサイトなどで閲覧したりすると、履歴をもとに自分が見ているサイトに都合よく現れる広告がたくさん出てきて、こんなのに興味あるんだろうとか、今まで買ったものから類推されるような類の興味あるものが羅列されている広告や商品が出てくることが多いですよね。ネットの世界では何かを検索しても何かを買おうと思っても今まで検索したりネットショッピングした履歴の下に自分の中で昇華していたもの、限られた自分の過去の行いの中の世界から自分に合ったものの世界を中心に表示されてしまっているということなんですね。言い方を変えれば、自分の行動を見張られているような商法でもあります。この前ラジオで聞いていたら、このような閲覧や検索履歴から類推される世界の中だけでは、限られたものしか見つけることができないようになってきていると説明されていました。ネット社会のひとつの利便性でもあるのでしょうが弊害のひとつでもあったりするのだと思います。書店のサイトで検索すると、買った本の履歴から同じような本があなたにおすすめという感じでそのサイトを開く度に出てきたり、一度閲覧した旅行社のツアーのサイトなどもいろいろなサイトを閲覧するたびに宣伝が出ていたりするのを多くの方々が経験されておられるのではないのでしょうか。これは、クッキーと呼ばれるものでどこのサイトを閲覧したかわかるらしいからなんだそうです。このようなネットの特徴でもある、限られた世界だけに満足せずに、アナログでの偶然の遭遇や気づきから興味を持つという習慣を常日頃から付けておくのが大事だと言われていました。たとえば、図書館や書店で偶然ある本を見かけてあることに興味をもつといった、自分で見つけた感に浸ることができそうな世界の広がり方をも常に持っておくことが大事なんだそうです。ネットが蔓延る現代では、偶然というかセレンディピティというか、何かを偶然発見したものと出会おうとしたら、ネットで一気に探せるようなものではなくて、不便性を伴いながらも、書店や図書館などでうろうつていて偶然見かけて興味を持ったものとの出会いを大切にするといったことも普段から心掛けておくという、ネットとアナログの両方をうまく使い分けするのがベストということでした。


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