〈私〉はどこにいるか?

私たちは宇宙にいる――それこそがほんとうの「リアル」のはずである。この世界には意味も秩序も希望もあるのだ。

『「特攻」と日本人』(保阪正康、講談社)について、ほか

2007-06-19 | 「特攻」論
 前回はずいぶん大仰なことを書き、言葉が滑ってしまっているような印象となっている感じがします。  若干気はずかしいところです。  つづめていえば、どの国もそうであるように、私たち日本人にとっても、国家レベルでのアイデンティティを求める心情があることは、集団を形成する人間の本質的な欲求として正当であり、そして、それは内面的な機能として、集団の健全さを保障する帰属意識‐求心力として現実に力をもつ、と . . . 本文を読む