これが私の生きる道

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不倫は文化?

2010年07月27日 18時22分06秒 | 読書
「後悔と真実の色」という小説を読みました。
山本周五郎賞という賞を受賞した作品です。
多分読む人もいないと思うのでネタばれしますが
犯人が殺人を犯した動機が
子供時代に父親の不倫相手が母親を目の前で殺害して
それがトラウマで不倫している女性を憎むようになり
殺してしまう、
といういかにも物語ぽい動機で
しかも警察官という実際にあったら
相当センセーショナルなお話です。

しかもこの事件を追っていた西條という刑事が
犯人の刑事とコンビを組まされ、裏切られて
不倫相手と会っていたところを撮られた写真が
週刊誌に掲載してしまい警察を退職させられ
妻とも離婚、ホームレスになり
不倫相手も殺害され、娘を誘拐され、と
世の中の不幸を一身に引き受けるすごいストーリーです。

この小説の主要なテーマである不倫ですが
普通に生活している分には
そんなことしている人、まさかいないよなぁ、って思うんだけど
実際は自分が考えている以上に
経験者って多いのかもしれません。
まぁ不倫したことありますか、って聞いて
はい、って素直に答える真っ正直な人はいないから
はっきりした統計は取れるわけないんですけど。

イメージ的に不倫する人は
同じ人が何回もするっていう感じがするんですよね、
しない人は1回もしないし、
する人はそれこそ何十回もするような。
よく分からないのはそんなに好きならば
離婚すればいいじゃん、って思うんだけど
そうする人ってそんなにいないんですよね。
離婚にはものすごいエネルギー使うって言うんだけど
好きでもない人と一緒にいる方が
よっぽど疲れるような気がしますけど。

職場でも結婚していて家に帰りたくないから
遅くまで残業する人いるんですよ、
家に帰って奥さんと面と向かうと思うだけで
苦痛なんですって。
その人は不倫とかしているわけでは(多分)ないけど、
そんなんだったら生きている心地しないと思うんですよね。

これもよく言われることだけど
浮気されるとして相手がかっこいいかそれとも不細工がいいかって
言ったら、絶対かっこいい方がいいです。
それこそ福山雅治みたいな
これじゃしょうがないかって思えるような。
女の人も、おそらく自分から見て
美人な女の人が浮気相手の方が許せますよね。
太った容姿も普通のおばさんが相手だったら嫌ですよね。

まぁでも親からしたら自分の娘が
妻子ある男性と不倫していたら
間違いなく怒るでしょうね。
結婚相手と上手くいっていないとか
相手云々とかの問題ではなくて
無意識的な嫌悪感というか
不倫してこの先、幸せになるとは到底思えないんですよね、
たとえ離婚が成立して再婚できたとしても。

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