ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

ワーキング・サマー

2012年08月02日 | 音楽

 

お暑うございますわね~ ご無沙汰しておりました~

 

新譜のレコーディングにヨーロッパへ行ってました

 

大変な強行スケジュールをこなしてきましたよ。

アルバム丸まる1枚分の録音を全て1日で終わらせる。次の日からミックスとマスタリングで計3日で完成。というプロジェクト。

さすがにスタジオのブッキング・マネージャーがあまりのハードさを危惧して、前後2日スタジオの空き日がある日程で調整してくれましたが、ほぼ予定通りこなしました。

沖縄からなので、台風で飛行機が飛ばないことも考慮して行きは3日ほど余裕を持って出発。幸い台風は発生しなかったので、3日のオフ日で時差の調整がだいぶ助かりました。練習もゆっくりできたし。

 

ヤザワが行った時期ヨーロッパは毎日雨で曇り。 肌寒かったんですが、どのみちスタジオの中にしかいないので関係ないです。まー仕事で行くってこんなもんさ。。。

 

ブリュッセルから車で1時間半ほどのひなびた田舎にバーン!とある最新設備のスタジオ。ヤザワのレコーディング時期はBBCの自然ドキュメンタリー番組のための音楽制作と重なっていて、オケの配置をしたりヤザワのピアノ・ソロ用の配置にしたり前日の仕込みが大変そうでありました。

 

世間と隔絶された場所で制作に打ち込むという素晴らしい環境。近くには当然、コンビニもカフェもレストランもなく、話し相手は牛さんのみ。

@Galaxy 2012 

 

今回は飛行機の予約時に食事もヴェジタリアンで予約しました。

以前、飛行機の隣の人がヴェジタリアン食を食べているのを見て、フツーのエコノミー食よりシンプルで全然いいじゃん。と思ったのを思い出しました。安くて固いクサい肉とか入ってなくていい感じ。だいたい飛行機の中でガツガツ食べると内蔵に負担がかかって時差がひどくなるので、乗る前に何か食べておくか、機内はおにぎりとかそんなんでいいのよね。ヴェジじゃなくても。

 

こちらは去年のスタジオでの食事風景。今回は「ビーガン(完全菜食。ミルク、チーズ、卵なし)になった」とは伝えてありましたが、シェフのフィリップに引きつられました。悲しいなあ。でもヤザワはもう別の次元(ヴェジタリアン)にいるのでしょうがない。

@Galaxy 2011

 

美味しかったし楽しかったけど、遠い思い出になりつつあります。ビーガンになって体調がものすごく良く、筋肉疲労も起こさず、体力もものすごくあります。

 

それでもあまりのハードさに目の奥が痛かったり吐き気がするほど疲れました。2、3日かけて録音するものを1日でやったので、ものすごく集中して消耗しました。おそらく肉を食べていたら体調を崩して病院に行くハメになったでしょうね。

帰ってきてからもしばらく目の奥が痛くて疲労困憊していました。遮光カーテンで部屋を真っ暗にして1週間ほど静養していたという。これじゃ2、3日かけて録音して2、3日かけてミックスとマスタリングしたのと変わらないネー(笑)

1日だけあったパリでのオフ日は、もう疲れてホテルで1日中寝ていたいところ、「そうだオルセーが改装したんだっけね」と思い出して、力を振り絞って観に行きましたよ。フラフラしつつ。こういうとこ、ホント日本人だなー頑張るなーと自分に感動しつつ(笑)

オリンピック前でパリでも厳重警戒中で、入場時間も急遽5時半で閉館になったりしました。

アナウンスがフランス語、英語、スペイン語とあった後、「ご来館の皆様にお知らせいたします。当館は本日、5時半をもちまして全ての展示室を閉館させていただきます」と日本語が流れたのには驚きました。

この後は中国語かな?と思ったらそれで終わり。

今や中国マネーを落としまくる中国人はかつての日本人観光客のような嫌われ者のようで、どこも日本語の放送はあっても中国も韓国語の放送もありませんでした。やっぱりヨーロッパ人というのは気位が高いから:「お金をいっぱい使ってくれる」ということだけでは歓迎されないんですよねー・・

 

ほぼスタジオにしかいなかったので会ったのもスタッフのエンジニアの人だけなんですが、色々思ったこともあり、追々書いていきますね。

 

新譜は10月発売を目指してデザインなどの追い込み中です!

 

 

 

 

 

Comments (2)
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